中国「独身の日」、爆発的な消費を支える「単人経済」とは
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私は今の中国消費にはかなり疑問に思います。
もちろん独身の日になると、みんな消費に励み、11月からどこの店も独身の日価格で販売をし、11月11日だけ消費がブームになったわけではなく、その前後にはクリスマスセールのよう販売をしています。
12月に入ってから、年末セールもあり、さらに春節頃のセールがあって年中にセールしているようです。
ただし、いままで一日3食を食べる人が、このセールによって6食に増加したか、一人の人間は一つのベッドで寝たが、二つのベッドを買って、夜中の12時まで一つのベッドで寝て、12時過ぎるともう一つのベッドで寝るという生活習慣ができたかというと、それはまったくありません。
セールの時には少々いらないものもつい買ってしまいましたが、それは自分の収入水準を超えて買っているわけではなく、アメリカ人でもないし、浪費の癖もなく、中国人の消費は独身の日を設けて革命したわけでもありません。
むしろネットでの買い物が疲れて、今年は何も買わない人が私の周りには多くなってきました。
一人様経済は、経済規模を拡大していくものか、それとも縮小させていくものか、私は後者だろうと見ています。この原稿執筆しました。今年は日本のテレビや新聞でも「独身の日」についての報道が一気に増えて、日本での認知度が大きく上がった。アリババの今年の前年比伸び率は39%。去年は前年比32%の伸びなので、まだまだエネルギーは残っている、ということだろうか。しかし、1日で売り上げ3兆円って・・・。家で買って、家で消費する。すでに狭義の「独身者」という定義を大きくこえた「お一人様」の経済エネルギーはすさまじい。しかし、この壮大な消費実験ともいえる独身の日のセールは中国のネット通販の業界を大きく成長させているのは確かだが、一体、このお祭り騒ぎは、どこまでいくのだろうか。箱や物流の処理能力も限界だろう。そろそろお上から天の声で「もう十分楽しんだ?」が聞こえてくるかもしれない。
独身経済と語られてますが、中国で11/11を独身の日のセールとはもう呼ばなくなりつつあります。単に双11(=ダブル11)という言い方をします。
北京や上海などでは去年ほどは盛り上がっておらず、恐らく二、三級都市で盛り上がったから引き続き成長しているものと思われます。
注目すべきはこのセールそのものより、セールによって多くのユーザーが使うことで、これがEC/O2O、オンラインペイメント、物流、などの産業そのものを牽引しているということでしょう。