三菱UFJ インドネシア大手銀に出資へ
日本経済新聞
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インドネシア第6位(時価総額5位、総資産8位)のダナモン銀行を持分法適用の子会社へ。
2013年にシンガポールDBSが過半数の買収を試み、当局が4割上限を譲らなかったため断念した経緯がある。
MUFJはアユタヤ買収後のタイ国内支店との統合が落ち着いたので、今回のディールに取り組む人的余裕が生まれたのではないか。
インドネシア国内の買収では、SMFGがBTPNを取り込んだ直後に減損処理を迫られた不幸もあったが、アセアンへのコミットメントはメガバンクにとって大変適切な経営戦略だと思う。日本の金融機関の、アジア通貨危機による「傷が完全に癒えた」事を象徴するディールだろうと思います。
MUFGはデジタルイノベーションへの取り組みもそしてこのアジアビズデブにおいても果敢に取り組んでいる印象で素直に素晴らしい。
ただインドネシアの金融の過半は記事にもある通り原則NG、行政裁量によりOKもアリ、なのですがそれが汚職の温床です。欧米大手のように清濁合わせ飲んででもやる覚悟があるかが成功の分かれ目。
また仮にその覚悟があったとてダナモン銀は大手とタイトルにはあるもの財閥資本や国営が割拠するなか5位前後。連結会計して投資にみあう収益を享受するためには買収後の営業努力もそうとう頑張らねばならないでしょう。