日米中の動向からみる「次世代の起業家の条件」
スタートアップの黄金期は終わったのか?
シリコンバレーで漂いはじめた「スタートアップの黄金時代は去った」という空気。インターネットやスマートフォンの世界は巨大企業に占領されている今、スタートアップを立ち上げたとしても、GoogleやAmazonのような急成長は見込めないといわれているからだ。
「協業できるスタートアップ」が伸びる時代に
これからの起業家に求められる“専門性”と“柔軟性”
PICK ONEにお邪魔させていただきました。
新しいテクノロジーで産業を進化させることの重要性をスタートアップ界隈だけでなく、全ての組織が重要視する時代になり、改めてスタートアップのあり方、成長戦略が問われる時代に入っています。
この文脈はシリコンバレーだけでおきていることではなく、日本や中国でも同じです。
これから新しいバリューを生むサービスはビジョンとスピードだけでなく、様々な形のアセットも必要になってくるため、いろんな組織が協力しないと価値あるものを作りれない時代に入っていくと思います。
一方で対応の仕方は様々です。
国や企業ごとに異なり、買収が活発でスタートアップを大企業が取り込んでその中でサービスを育てるシリコンバレーのモデルや、大企業がお金とリソース/ユーザープールをスタートアップに提供し、スタートアップが引き続き伸びる中国のモデル、スタートアップが大規模な資金調達をしてアセットを買うモデルなど、いろいろおきています。
社会に提供するビジョン、自分たちの強み、そして見定めた目的を達成するためのリソースがどこにあってそれをどう取り込むか。
特に今後のスタートアップは最後が重要になってくるように思います。
企業の文化や国・言語を超えて必要なものを早く・効率よく取り込めたプレイヤーが世界を制すると思います。
時代はいつも新しいやり方でチャレンジする人が作っていくものです。
そういう意味でスタートアップは永遠になくならないでしょう。
ただし、やり方は常に進化しています。
進化しないことは衰退と同義です。
企業も、産業も、国も超えて新しい価値を作れるように私も頑張りたいと思います。
内容はとても面白そうです。
昨日まで上海で取材しました。上海工業博覧会でした。パナソニックは、すでに独自で製品を展示することを止め、いかに中国企業と協力しているかを中心に展示をしています。
いままででは想像もつかないやり方です。
数百の企業と協業しているそうです。お互いにもっとも得意する技を出して、市場に進出しています。
非常に新しいやり方で、これから他の企業にはどんどん伝染していくと思います。
「昔のように、アイディアひとつで駆け抜けられる時代ではなくなってきました。大企業やほかのスタートアップなどと協業し、それぞれの強みを組み合わせながら、柔軟に打ち手を考えられる人が求められていると思います。」(記事引用)
これは「次世代の起業家の条件」というよりも、「次の時代を創造するために、日本の大企業が変身し進化しなければならない条件」であると思う。日本の社会組織の構造問題を解決することが、日本のイノベーションにとって喫緊の課題だ。
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