FRB次期議長にパウエル氏 トランプ大統領が発表
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事前の報道通り、正式にパウエル理事がFRB議長に指名されました。
今後の手続きとしては、上院での承認が必要ですが、もともと共和党系の人物ということもあり議会も問題ないとされています(オバマ時代の指名を受けたので、当時反対した一部共和党議員は微妙な判断を強いられるようですが)。
40年振りに経済学の学位がない議長となるとNYTの記事にはありました。パパブッシュ時代に財務次官指名された経緯もあり、より政治に敏感な運営となるかもしれません。とはいえ、これまでの正常化路線(出口戦略)を大きくかえるとも思えませんので、とりあえずは、平常運転でしょうか。
金融規制も無風に終わりそうですね。リーマンショックの立役者の一人であるグリーンスパン後バーナンキ、イエレンと経済学者が続き、今回は経済の学士すら持たないウォール街バックグラウンドで金融規制反対派のこの方へ。
わかりやすい上げ潮人事。
振り子は明確に逆に触れそして加速しています。
短期的には経済にプラスでしょう。本質的、中長期的には、過剰流動性が極まった想像もつかない空恐ろしさを感じます。日米中の次期中央銀行のトップ人事が注目されていますが、米FRB議長は事前の報道通りの結果となりました。
次期中国人民銀行行長については、数日前に香港の明報が周小川の後任は湖北省書記の蒋超良氏がつき、その後任に証券監督管理委員会トップの劉士余氏が就く、と消息筋の話を流していました。
また日銀総裁人事につきましては、日経新聞が数日前に「ポスト黒田も黒田氏本命 」という記事を出しています。
今回のFRB議長の人事につきましては、報道が正しかったわけですが、これはトランプ政権の情報管理の問題ということにはならないのでしょうか。それとも市場の混乱を避けるため、わざとリークしていたのでしょうか。
先日の中国共産党指導部人事にかんする事前のマスコミ報道は大ハズレだったことと対照的で興味深いです。