伊藤忠の中間純利益は過去最高、CFO「非資源も好調」
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伊藤忠商事 (8001)が4-9月期を発表しました。
当社株主に帰属する四半期純利益(以下、純利益)は対前年同期比+403億円増益の2425億円の大幅増益となりました。鉄鉱石・石炭の好調によって資源部門が同+229億円の増益になりましたが、幅広いセグメントで堅調に伸びた非資源部門も同+191億円増益の2073億円の利益となりました。なおCITIT取り込み利益は増加しましたが、C.P.社分は減少しています。
通期の当期利益予想は従来予想4000億円が据え置かれました。これは本日発表された三井物産(8031)の通期当期利益予想額と並ぶことになります。CITIC、C.P.との協業効果に注目が続きます。商社の業績を純利益で見るのはあまり意味がありません。
よく基礎収益(営業利益に利息、配当、持分法投資損益を加減算)が指標とされますが、
持分法投資損益はノンキャッシュ項目ですし、必ずしも適切な指標とは言い難い。
商社こそキャッシュフローを見るべきでしょう。