「アリババとのビジネスは本当に面白い」フルグラで中国攻めるカルビー松本会長
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先日我が家の最寄の超ローカルスーパーに行ったらなんとカルビーフルグラが!と思ったら、パッケージが激似の「麦果力mylove」という台湾からの輸入品でした。
カルビーから技術提供受けているのかと思いきや、パッケージに「日本」の文字が見当たらない。ちょっとネットで調べて見たけど、カルビーとの関係は結局不明。買って食べればわかるんでしょうが、66元(約1000円)/800gと高すぎて手が出ませんでした。
カルビーフルグラは中国人に大人気で、友人も「代理購入」を使ってよく買っています。カルビー人気にあやかった台湾企業の模倣品なのでしょうか。それならこんなに高いのになぜ本物を輸入しないのか。
うーん。謎は深まるばかりです。「アリババとのビジネスはめちゃくちゃ面白い」。
カルビーの松本会長はお目にかかると、こう話してらした。
「ある意味、アマゾンよりすごい」とも。
いつも訥々と話す松本さんがこんなに興奮するのも珍しい。しかも年に何度も中国に足を運んでらっしゃる。
アリババの何がこの名経営者を興奮させるのか。
インタビューしました。>それにしても中国人とのビジネスは面白い。だって彼らは目的がはっきりしている。日本人みたいにへ理屈を言わない。とにかく「儲けたい」。
中国ビジネスの当たり前だけど重要な本質だと思います。
日本企業は、一時的に儲けられるだけの案件でも、それが例え大きくても継続性や、”やる意義が見出せない”場合”、”市場全体を荒らす”ようなものなどには手を出さない傾向が強い。
逆に、それがその後の商品開発やチャネル戦略に役立つものなら、儲けが少なくとも真剣にやる傾向がある。
僕はこれまで中国側から日本企業向けのいろんな商談を持ちかけられましたが、日本企業の反応が悪いとき、中国企業は「こんなに儲かるのになぜやらないの?」と単純に不思議がります。
しかし中国は売れるとでかいが、売れなくなった時の失速も大きそうです。
日本企業は、製造や供給チャネルばかりに気を取られないで、販売動向をミクロに見ておく必要があると思います。
アリババはミクロな変化を読み取る能力が秀逸な企業だと思います。