ソフトバンク、米携帯2社の統合中止申し入れへ
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これは、ソフトバンクにとって痛手だと思う。
統合せずに、スプリントが業界4位のまま次世代にむけて投資をしても採算がとれない?
しかし、Tモバイルの親会社=ドイツテレコムが筆頭株主の座をソフトバンクに渡すとなぜ思ったのだろうか?ソフトバンクがスプリント(S)とTモバイルUS(TMUS)との統合交渉を凍結するとの観測記事が複数のメディアから出ています。
理由として挙げられているのが統合後の出資比率。しかし本当のところはよくわかりません。
昨晩のNY市場の株価の反応はスプリントが▲9%、TMUS▲5%、VZ▲2%、T▲1%。やはりこの破談はスプリントに痛手だと評価されたようです。
またソフトバンク株もADRで約▲3%下げています。
個人的には、スプリントの事業体質が確実に改善したものの顧客基盤を増やすという点でやや時期を逃したと感じています。単独で進むと考えるよりも、新たな相手を探すことになると思います。事業を譲って「お金をもらって時間も買う」という選択肢、悪くないと思いますがいかがでしょうか。統合後に筆頭株主になることについては、記事にもあるが9月の時点で合意が取れた事項と報道されている(①)。そのうえで、10月前半の最終調整についての報道では、ディールブレークとなっても違約金は発生しないとも報道されている(②)。
①にあるが、Deutsche TelekomにとってはT-mobileの成長が成長戦略のキーのため、連結にすることは必須という理解。ちなみに時価総額としてはT-mobileが約500億ドル、Sprintが250億ドル。
①https://newspicks.com/news/2504202
②https://newspicks.com/news/2542424
とはいえ、ソフトバンク・孫さんにとっては、通信事業はもうあまり興味の対象じゃなくなっている印象。競争戦略という観点でも統合しておいたほうがメリットが一般論としてはある(だから本報道で椎名さんのコメントにあるように株価が下落、VZとTも下がったのは気になる点)。
取締役会で誰がどういう議論をしたのかが気になる点ではある。