自動車の在り方や概念を変える、メルセデス・ベンツの革新とは
コメント
注目のコメント
メルセデスの革新を語るのであれば、20年前スウォッチカーとして登場したスマートとAクラス(ビジョンA)でしょう。
その頃既にシェアリングを提唱して自動車のユースケースを変えようとした。残念ながら成功してませんが。
ビジョンAは車体は燃料電池やEV用バッテリー搭載まで考慮して、わざわざ高重心の二階建てフロアの設計。おかげで、周知の通りエルクテスト(鹿が飛び出した際の回避テスト。ダブルレーンチェンジ)で転倒してすっかり当初の思想は潰されてしまいましたが。
革新は今に始まった話ではありません。
また、電子制御云々よりもずっと以前に、オーバーステアを回避する為に車体剛性を落としたり、ステアリングやアクセルは急激に操作しても挙動を飲み込むような、鈍感な設定。
従来のメルセデスは自動車が安全に走る為にどうすべきか、ユーザーの間違いをどう保護するか、常に考えていた会社です。
これらは20年以上も前の話で、現在のメルセデスがどうかはわかりませんけどね。それぞれのパートを見れば、とりわけ新しいものは無くても、それらを統合する力が、今後の自動車産業で生き残る力となるのだろう。
日本の自動車会社にも、どんどん未来の姿を描いていってほしい。テクノロジーで車、そして経済も再定義『MIT教授のエミリオ・フラッツォーリ氏は、ダイムラー社の取材に対し、この「シェアリング」について、「共有型経済と自動運転は同じコインの両面なのだ」と述べている』