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Netflix's relatively simple business model involves only one business, its streaming service.
業種
動画配信サービス
時価総額
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業績
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理由の一つは、アカデミー賞にノミネートされるための「7日以上上映ルール」をクリアするためだと伝えられています。
そして、もうひとつ「上映から36カ月ルール」で揉めているのがカンヌ国際映画祭です。記事にあるオリジナル映画「オクジャ/Okja」を巡っては、ポン・ジュノ監督の母国、韓国でも映画館が上映を拒否しました。ネットフリックスがストリーミングを劇場公開と同日に行う姿勢を崩さなかったためです。
破壊者(ディスラプター)がメキメキと急成長する裏で、バリバリと摩擦音が聞こえています。
日本のアニメ産業はネットフリックスに膨大な独自コンテンツを提供することになりそうですが、そうなるとこれまで9割は海外にいたアニメ視聴者が日本のアニメ産業にはほとんど収益化されてこなかった現状が劇的に改善するかもしれません。ウォン・カーウァイが、今はネットフリックスと契約して、米国に移住した華僑の歴史を題材にした大長編ドラマを撮影中であると聞きますし、ネットフリックスは莫大な製作費を確保し、独自コンテンツで大きなシェアを獲りにいくのでしょう。
既存の映画界やテレビ界はこれを阻止しようとして、映画祭や映画館、地上波、ケーブルテレビでもネットフリックスのコンテンツを阻止しようとするのでしょう。Youtubeやニコニコ動画、ビリビリ動画など、世界各地のネット配信サービスとどういう関係を築くのかも興味深いです。
今制作中のあるドラマも先行はもちろん、違う国で同時に配信するかもです。
視聴率食い合うため、反対意見や、先行、同時含めネットのほぼ同時進行でのコンテンツ共有に色んな意見が映画同様あります。
しかし個人的には、どんな方法で観ても多くの人に届くのが大事なので、それも時代。さらには、いかにそこを「先駆けていく」のが鍵かなと。
「観る箱や機器ではなく」、まさしく「コンテンツファースト時代」。
そして、だからこそ実は「二時間作品に集中」する(携帯とかいじらずに 笑)映画館や劇場が濃厚で価値の高いものにもなっていっている気がします。買収も分かります!
※ちなみにダウンロード機能はみんなつけて欲しいです!
Netflixにとってブラジルはアメリカに次ぐ第二のマーケットでブラジル向けコンテンツも充実させているようです。元々ケーブルテレビが高くて契約していなかった中間層以下にも手が出る契約体系なのもヒットの一因と言われています。
さて、コンテンツ業界のオムニチャネルともいえる今回の映画館の買収、単純にアカデミーやカンヌに出る以上の戦略がある中での大きな一手という印象です。
どんな打ち手も、これを拡張・強化するための術なんだってことを、徹底し続ける胆力。
こっからおもろーそうなのは、2つの解釈。
①「世界のコンテンツ」って何なのか?
②「一箇所」とは何処なのか?
映画館の買収も、色々妄想膨らむ。
①として価値を高めるために、自作作品を映画として流してちゃんとショーレースにのっけるという話もある。
もっと違う切り口だと、②の場のひとつとして【「街の映画館」をハックする】なんてことも妄想できる。各都市に「ネフリユーザーが集まれるサロン」としてのリアル映画館を用意して、そこで世界のコンテンツからチョイスされた作品が流される。人は、家やスマホでみるのとは違う「一箇所」で最高のエンタメを楽しむことになる。