【激論】SMAPが呼び起こした、芸能人たちの「働き方改革」

2017/11/4

ついに国が、芸能界の是正に動き出している。2017年に入って、公正取引委員会が芸能事務所と所属タレントの契約内容についての調査を始めたのだ。

タレントは、自由に独立や移籍ができない──。

芸能界でタレントは長らく、芸能事務所との「非対称」な関係によって、その活動を大幅に制限されてきた。そうした実態がSMAP解散騒動やメンバーの退社によって、いよいよ世の中に知れ渡ったのだ。

芸能界は、これまでどのような仕組みで成り立ってきたのか。そして、これからどのように変わるのか。

NewsPicksは『芸能人はなぜ干されるのか』（鹿砦社、2014年）の著者で、2017年3月に公正取引委員会で講演もしている、ジャーナリストの星野陽平氏にその核心を聞いた。

コメント

注目のコメント

• 後藤 直義

  NewsPicks 編集委員(ニューヨーク支局)

  ・2017年11月04日

  いまでも『あまちゃん』を演じた能年玲奈さんが、テレビからこつ然と消えてしまった時の違和感を、よく憶えています。背景には、事務所とのトラブルがあることは周知の事実です。
  
  このインタビューでは触れられていませんが、日本では芸能業界が『水商売』だとみなされてきたことも、業界が古いしきたりのまま放置されてきた遠因だと感じます。
  
  グローバルに通用するショービジネスに昇華させるためには、やはりタレントと事務所のフェアな関係性を、再考する時期に来ているのでしょう。
• 堀江 貴文

  Interstellar Technologies K.K. Founder

  ・2017年11月04日

  透明化した途端にあの「作られた特別感」が無くなってしまうんだよね。でも既にネットの世界はそんなもの崩壊してるけど。
• 泉 秀一

  NewsPicks 編集委員

  ・2017年11月04日

  芸能界の常識を普通の業界に照らし合わせると、どれも非常識だといわれるはずです。
  それでも、芸能界には「タブー」が多く、メディアはおろか、これまでは国もその商習慣にメスを入れて来ませんでした。
  
  ただ、国民的アイドルSMAPの解散は、行政にも重い腰を上げさせ、今年からはついに公取委が是正に動き出しています。これから芸能界は「普通の業界」に変われるのでしょうか。
  
  本日は、メディアが報じない芸能界の裏側を取材してきたジャーナリストの星野陽平氏のインタビューをお届けします。