ロジカルシンキングにはできないことを、ロジカルに説明できますか？【戦略コンサル特別寄稿：第4回】
コメント
注目のコメント
CDIマネージャーの佐藤さん連載の最終回。個人的には候補だった「ゴリラ見えてますか？」というタイトルの方が好きでした。
最後なので、会社の宣伝ちっくなところもありますが、CDIではコンサルタントであることを「職人」「生き方」という表現をしたりしています。単なる何かの専門家ではなく、考える職人であり、昼夜問わず時にはロジカルに、時には発散して考え続けることを生き方としてやる人、そんな生き方を選ぶ人には仲間になって欲しいと思っています。
今の代表の石井が昔社内の勉強会でしゃべった演題は、「「考える」を考える」というもの。あまり哲学ちっくになってもダメですが、事業を相手にすると同時に、必ずしもロジックで割り切れない人間/組織を相手にする仕事なので、佐藤さんのコメントにあるような「ロジック通ってれば何してもいい」というのではダメなんだと思います
（ネタばらしすると某ファームでの出来事だったようです）ビズリーチキャンパスさんの連載最終回です。今回のタイトルは「ゴリラ見えてますか？」になりかけたのですが、某プロピッカーにゴリラコンサルタントとか書かれそうなのでやめました笑 でも主題はそんな感じです笑
本文も長い上にコメントも長くて恐縮ですが、最後に裏話を。今回の連載を書くにあたって発端となったのは、ある大手企業に入った人が、入社1日目に上司から「ロジック通ってれば何してもいいからね」と言われたという話を聞いたことでした。
本当にこんなことを言う人がいるんだ・・・と心底驚いて、その人はどうしてそんなことを言うに至ったのだろう、とすごく気になって考えているうちに、4回の連載内容が出来上がりました。
連載を通して、NewsPicks ではコメントですぐにフィードバックがあるのが改めて新鮮だと思いました。毎回色々な方のコメントを読ませていただくのがとても楽しみで、コンサルティング業界に近い方はもちろん、違う業界・立場の方からも大変多くのコメントをいただき、コンサルタントとしてしか働いたことのない私にとっては本当に勉強になりました。
NewsPicks でコメントと一緒に記事を読んだ学生さんは学びが何倍にもなっただろうなぁ・・・ということでNPすごい！笑
毎回長い文章を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました！最後は「好き嫌い」という、一種合理的に非合理な結果！でも本当にそう思う。
連載一回目に「それ、本当？」と繰り返す力が考える力の基本とある。To do / How toの領域では合理的な結論が出てくることもあるかと思うが、でも説得するためには連載三回目にあったようにWhyが重要。Whyで腹落ち（Yasudaさん、自分もよく使っています！）するから、説得ができる。でもそのWhyは結局好き嫌いだと思い、そこの前提があっているか否かで論理全体の整合性が「相手（個人なり企業なり）にとって合理的か」が決まる。
Whyは企業文化や個々人の経験に属する部分が多く、非合理な世界とも思う。
『当たり前のことですが、直接見聞きしなければわからないことはたくさんあります。また、それを目の当たりにしてあなたが抱いた所感は、あなただけの「絶対に間違いの無い事実」です。一次情報とそこから得られる所感は、自分だけの仮説を作ることに大きく貢献してくれます。』と連載2回目であった。所感と一次情報を分けているが、所感はその人自身にとっての一次情報だと思っており、それが自分にも相手にもある。
そこが、全ての前提になってくる「その人にとっての事実」。「その人にとっての事実」だから好き嫌い、「その人にとっての論理」は変えにくい。変えるなら、相当に論理・情理が必要だし、相手によってそれの受け止め方が違うから、完全なる個別解。
それゆえに、論理という世界でも、誰がやるか・誰を相手にするかで完全に違い、個別解の世界になってくるのだと理解している（逆に一般解しか出せないなら、価値はもう今はあまりないのかもしれない）。
だからこそ、相手と共感したり尊敬できない場合には、ロジックはそれこそ押し付けにしかならないのだと思う。だからひらめきだったり、共感だったり、人間臭さがないとロジックも使えないのかなぁと思っている。ロジックぶっ飛んでいるけどニカっと笑われて「しょうがない、乗るか」となったりする瞬間によく思う。
まとめ読みしたい方用
1回目：https://newspicks.com/news/2534121
2回目：https://newspicks.com/news/2548135
3回目：https://newspicks.com/news/2560420
