リアルコミュニティが、IoT社会を実現する
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今、長野県白馬村からの帰りですが、村内・村外の人が入り混じった面白いコミュニティが出来つつあります。今回のテーマは「景観デザイン」でした。それも「小さなデザイン」ではなくて、農業のあり方、暮らし方まで含めた「大きなデザイン」です。しかも目線はグローバル。
こういったコミュニティが、日本でいくつ生まれるか。人材の流れがそれを決めると思います。
他方、手なりでいくと地方の未来は厳しいという特集がThe Economistであったので、少しブログでまとめました。補助金バラマキの地方創生をやっているのは、海外でも同じで、かつ、成果も出ていません。キーワードは「技術の拡散スピードを高める」こと。
http://kozatori7.hatenablog.com/entry/2017/10/28/085442おお！これは連載の締めにとても良い対談内容です。
総括の上に今後の社会の方向性を分かりやすく解説してもらえました。
ここ数週間のうちに大きな出来事（選挙、株価、AI）だらけでしたし、
連載の内容と実社会の変革がリンクしていくようなそんなインパクトのある特集だったように感じます。
孫正義氏のインタビュー以降、AlphaGOの進化、サウジのAIへの市民権など、怖いほどの加速的成果報告が、着実な進展を物語っています。
対談記事中で教示してもらえた、「AI開発の環のなかに地域のコミュニティを組み込む「ソーシャル・イン・ザ・ループ」というアイデア」なども、
まさに今すぐ集落に投下してもらいたい機能です。
そう思えるほど、今地域は、浮き上がろうとする力のある集落と、沈みゆく集落と、
頑張る気力があと少しというおじいさん（地域を引っ張ることができる）がいっぱいです。
その意味では中間の組織をかませて、という時間はないかもしれません。間接、直接とケースごとでの対応も良いのではないでしょうか。
と、期待してしまうほど、地域へのテクノロジー、を感じさせる連載だったと思います。
あーほんとに軽トラにAI車載してほしいですよ。
おじい「ときに、ワトソンくん、まごが英会話で習っている、くらうど、と区長が話しているクラウドが何たらとどう違うんじゃ？誰にも聞けなくてのう。」
watson「ピピ。お孫さんが言われているのは、空に浮かんでいる雲のことです。英単語です。区長さんが話されているのはインターネットに関わる用語ですが、詳しくは難しくなるので、電子情報の、インターネットでの巨大な脳みそとでもお考えください。」
おじい「なるほど、巨大な脳みそか。。。」
watson「ピピ。そういえば、お孫さんに頼まれていたプログラミング教材はいつご用意致しましょうか。」
おじい「そうじゃった。忘れとったわ。ありがとう。ワトソンくん。」
そんな時代が地方、都市ともに同時に来てほしいです。ついに連載も最終回になりました。
変貌する日本の地方と銘打って、1週間を駆けて、様々な地方の「LOCAL × TECH」を追いかけてきました。いかがでしたでしょうか。
人口が減少していく中で、どの地域も変わらざる終えない部分があると思います。コンテンツにもある通り、結局地域の活性において、IoTが実現されるためにも、はじめはそれを推進する『人』が必要です。個人的には歴史を振り返っても、銀行なんかは全国津々浦々に視点がありますが、それは生活者に密着した形で、それぞれの地方の活性化に金融を通じて貢献してきたのだと思います。（功罪あったとも思いますが。）
これからはITを武器にした人材が移動しながら、全国で活性化のための面白い動きを仕掛けていく。今はノマド的な動きが主流かもしれませんが、これからはもっと大きく変われるところから、どんどんと変化が起きていくのではないかと感じさせられた取材でした。
