三菱自、完成検査報告に指紋認証導入 タブレット端末活用
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誰が実際に押印したかを証明することは不可能だ。
その点では、タブレット端末での指紋認証と完検ラインを同期させることは優れている。
それよりも、形式的な完検作業を廃止することが大事だ。複雑な製品の品質保証をヒト(の目視)による確認に依存することの、とりあえずの便宜性、作業としての非科学性こそが問題だ。
これは、形式的に多数派になれば決定は正当だ、民主主義は結局数だ、というのと同じ発想だ。採決上の多数=完検での押印の関係になっている!そんなに否定的になる必要はない取組だと思う。京セラ・稲盛和夫氏も書かれていることだが「ダブルチェックの原則」は会社が従業員に罪を作らせない仕組みとして整備すべきこと。全てのことでとは言わないが、会計のような間違えてはいけないこともそうだし、それ以外でもそうだろう。
http://www.kyocera.co.jp/inamori/management/accounting/accounting01.html
そういうところに生体認証といった技術進化をいれていくのは昔できなくて今できることなのだから、どんどん活用すべき。あとは工程プロセスや検査のデータと作業者を紐づけられるのであれば、生産性改善にもつなげられる。実際に、例えばトルクレンチのデータを記録することとかはされている。作業者データまで紐づけば一層改善できる。
認証は会社スマホで、そのうえでペアリングといった仕組みを設ければできる領域だと思う。
http://techon.nikkeibp.co.jp/PR/10000037/20002423/
そういうことを整えていくことが、文化を整えていくことにもつながると思う。もちろん「仏作って魂入れず」にならないように、「なぜ」を伝えていくことが重要なのはいうまでもない。