[ロンドン 17日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)の外部委員に新たに就任したシルバナ・テンレイロ氏は、11月の会合で利上げに賛成票を投じる準備はできていないとした一方で、国内の労働市場でインフレ圧力が増せば、数カ月以内に賛成票を投じる可能性があると述べた。

同氏は17日、英国の議員に対し「刺激策の一部を解除することが必要、もしくは正当化される転換点に近付いているというのが私の見解だ」と説明。「現時点での私の立場は、表面的なギャップがゼロに向かっているという、私が描写した実態と公表データが一致すれば向こう数カ月で利上げに賛成票を投じようとするだろう、ということだ。しかし、それはまさにデータ次第だ」と述べた。