エコノミクストレンド バブル崩壊は予測可能か 小林慶一郎 慶大教授
日本経済新聞
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注目のコメント
前も書いたけど、市場参加者の大半がバブル崩壊の予想ができない状態になるからバブルが発生するわけで、一部専門家が予想できてもできるものはできるし、崩壊するものは崩壊する。
大きなバブルは、殆ど場合不動産バブルを内包していて、不動産購入者の殆どが実利以上に「この不動産価格は上がる」という信念を根拠に購入する場合、それは事実上バブル状態になるが、それがいつ崩壊するのかを予想することは理論上不可能だろう。ただし、事前に予想していた人が必ず存在するというだけだ。
そもそも、資本主義経済は良くも悪くもバブルを起こしながら成長するモデル。私には、問い立てか不毛に感じます。バブルは研究対象として興味深いと思う。
期待値が変わり「バブル均衡」と「バブル崩壊均衡」があるという点は直感に合致する。一方で記事で言及あるように、バブルが経済の効率を向上させるという点は経験的事実とは反する(長期的にバブルで資金・人が集まってイノベーションが加速し、効率的になることもあると思うが)。
末尾に書かれている供給の内生化というのはたしかにと感じる。期待値が変わるから、バブル時には本来効率的でない資産が効率的に見えて投資がされ、崩壊でまた元に戻る。内生化されているゆえに供給が限定的で、価格を上げる要因にもなると感じる。真性バブルの後始末に、20代の社会人としての青春時代を捧げた者からしたら(おかげで根っこになる金融観は身につきましたが)、何でもバブルと言い過ぎなんじゃないの?とは思いますね。
現場からは以上です。