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「ロボットは東大に入れるか」、通称「東ロボプロジェクト」を率いた新井先生のインタビューです。

なぜこのプロジェクトを始めたのか。その背景には、新井先生がすべての研究において大切にしている「違和感の解消」がありました。ブームに踊らされず、トレンドに流されず、数学的アプローチで真実をつきとめる。その信念が新井先生を突き動かしていました。

結果的に東ロボプロジェクトは5年の研究成果として、偏差値57.1。「東大には合格できなかった」という結果を残してプロジェクトを終えています。一見すると失敗に終わったように思えるこのプロジェクト。しかし、この結果こそが、新井先生が本気で東大に合格するAIロボットを開発して、その末に出したかった答え、伝えたかったメッセージでした。
みんながなんなく感じていた違和感を既存の技術を使ってきちんと定量化して、誰もが分かりやすく評価できるレベルまで落とし込んでいるところに研究者としての鋭い感性を感じる。できないことを証明すると言うアプローチは数学者っぽくもある。国語の試験でAIに負ける高校生の原因を彼らが文章を単なるデータか文字列としか見ていないからという判断も、この研究に根ざした評価なので納得がいく。確かに、アラビア語や古文は単なる文字の羅列にしか見えない(笑)。日本のアカデミアには珍しいマーケットセンスに溢れる研究者という印象。
世の中の人がAIに過剰な期待をしている、という点への懸念は私も全く同感です。

シリコンバレーではシンギュラリティを本気で心配する人に出会ったことはない(イーロン・マスクはシリコンバレー人とはいえない・・)し、メディアもちょっと騒いだのは2015年頃のことですが、なにやら日本ではまだ騒がれていると聞いています・・
AIは東大には落ちてMARCHには受かるのか笑。試験とは、受験者の能力を一軸に投影し次元を落として比較するものなので、AIの偏差値57.1と人間の偏差値57.1は意味や背景が違う。定量的ではなく、定性的な議論が必要。で、その議論を逆利用して、試験の方も、人間特有の能力が測れるものとAIでも点が取れるものとに分けるか、少なくともそういう認識は持たれるべき。

ちなみに「将棋に新しいルールを加えたら、AIが人間に勝つことはしばらくできないでしょう」というのは、ボードゲームというコンテクストにおけるAIをよく理解しておられない発言。新しいルールが小さな変更なら、現在の評価関数でそこそこ指せてしまうし、大きな変更なら、人間が積み上げた定跡や感覚もパーになる。AIは自己対戦で強化学習してすぐ対応してしまうけど、人間はまた数百年かけて定跡や手筋を蓄えていかなければならない。
後半で触れられている、新井先生の「リーディングテスト」は、その仮説がとてもおもしろかったです。教科書にあるような「事実を説明する短文を正確に理解する力」があるのかを測るテスト。そもそも中高生は、教科書を読めていないのではないか、教科書を読む・読めることを前提にした教育改革ってそもそも前提から違っているのでは?という仮説。

リーディングテストの結果と生活・読書・学習習慣とは関係ないが、高校偏差値とは相関するとのこと、成績というものが教科書が読めるとイコールになりがちなのかもしれません。

新井先生のツイートのTogetter
https://togetter.com/li/1154250
数学の道に入られた経緯や、AIプロジェクトのゴールが興味深い。AIは万能でないこと、を証明するために始めたプロジェクト、とのこと。
良記事。「AIは世界が思っているほど万能ではない」も僕の感覚と一致する。正しく言えば、現状のAIは人間の知能の圧倒的な汎用性柔軟性と比してあまりにも無力。人間を超えるまでの道のりは、あまりにも長い。シンギュラリティーだとか言ってるのは、技術を知らない人が騒いでるだけ。もしAI研究者がシンギュラリティーとか喧騒してたら、それはポジショントーク。
「物理学者→シンクタンク研究員→プー太郎(エネルギーアナリスト)(・ε・)」。私がコメントで伝えたい"圧倒感"
新井先生はとても鋭く、嘘や虚栄が無い方なので、厳しい事をおっしゃる時も、私は話を素直に聴ける、不思議な方です。
最近の新井さんの研究対象が教育だから、すごく注目している。
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