【神戸製鋼データ改竄】他部門の不祥事は「人ごと」? 多角化・縦割りで反省共有されず
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事業の多角化や、マネジメントポジションで人材育成をすることを目的に、カンパニー化や事業部制を導入する企業は多い。
しかし、多くの事例でその成果が十分に出ていない印象がある。
縦割り独立採算性の色合いを強めると、本社機能が横串を刺せなくなるばかりか、本来の日本の強みであった集団最適化が難しくなる。
例えば、カンパニー人材級の優秀な社員が事業部に囲い込まれたり、評価や報酬配分が部門長の判断で短期利益志向で配分されたりと、懸念点は多い。
導入した責任者が社内でまだ権力を握っていれば、簡単にやめることもできなくなり、前にも後ろにも進めなくなる。
課題を内包する組織運営形態は、不必要な調整作業を生むことになり、働き方改革にも影響を与えている。