[上海 12日 ロイター] - 12日に発表された中国の「胡潤富豪ランキング」によると、不動産大手の中国恒大集団<3333.HK>の許家印会長が個人資産総額430億ドル(約5兆7000億円)で初めて首位に輝いた。

許氏は中国恒大の株価急騰により、個人資産が前年から300億ドル近く増えた。中国恒大株は年初来で450%以上値上がりしている。

許氏に僅差で追ったのは電子商取引最大手アリババ・グループ・ホールディング<BABA.N>の馬雲(ジャック・マー)会長と、インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)<0700.HK>の馬化騰・最高経営責任者(CEO)。

昨年まで2年連続で首位だった大連万達集団(ワンダ・グループ)の王健林会長は、大連万達が7月にホテルやテーマパークなどの資産の大半を売却したことで、5位に後退した。