【堀江貴文】西麻布にサブスクリプション型の銭湯を作りたい

2017/10/19
サッシャ 未来を歩く羅針盤「PICK ONE」。200万ユーザーが使っている経済ニュースアプリ「NewsPicks」とコラボレーションして、未来を読み解くヒントになるような話題をチョイス。
今週は、特別編として月曜日から木曜日まで堀江貴文さんをお迎えし、堀江さんがピックされた記事にフォーカスしてお届けします。
寺岡 最後の回に選んでいただいたのは「【小山薫堂】僕なら、民泊を「銭湯」にしてしまう」(NewsPicks編集部)というテーマです。
西麻布の「銭湯」
サッシャ 堀江貴文さん、よろしくお願いします。
堀江 はい。よろしくお願いします。
サッシャ 今日は、小山薫堂さんの記事ですね。
堀江 僕、薫堂さんが言っていたのと、全く同じことを考えていて。
銭湯ってすごい面白いな、と思っていたんですよ。きっかけは「ルフロ(Le Furo)」っていう、このスタジオから歩いて行けるところにある、ミスト岩盤浴みたいなところなんです。僕もそこに出資しているんですけど。
温泉の有効成分って、何だと思います?
サッシャ ……ミネラル?
堀江 そう。ミネラルなんですよ。
要は、何十種類もミネラルがあって、たまたま「ミネラル豊富な岩盤のところからお湯が湧いていました」っていうのが温泉なんです。その岩盤のミネラルの含有率っていうのは、温泉の定義が結構ゆるいので、結構まちまちなんです。
ルフロは、温泉からのアプローチじゃなくて、もともと、畑のミネラル分を補給するために考えられたエキスなんです。
サッシャ そうなんですか。
堀江 野菜もミネラルが無いと育たないんですね。例えば、葉緑体にはマグネシウムなどが必要だったり、あるいは、他の器官には別のミネラルが必要だったりとか。
いろんなミネラル分が必要なわけですけど、そういうのが不足している痩せた土地も、そのルフロ(のエキス)を入れると、実はよみがえります。
すごくたくさんのミネラル分が、バランスよく含まれています。有毒物質が含まれてない岩石を見つけ、それを水に溶かして濃縮しておけば、持ち歩きも簡単だし、水で薄めてまけばいい。
そういうのを考えていた大学の先生がいて、それをたまたま西麻布で「ミスト浴をやりたい」と思っていた人が見つけて、始めたんです。でも、西麻布のミスト浴の店なんていうのは、それこそ、港区女子にしか刺さらない。
なので、あんまりうまくいってなかったわけです。私も2回ぐらいルフロを紹介されて、ミスト浴とかは興味ないから無視していたんですけど、どうしてもと知り合いに言われて行ったんですよ。
帰りにボトルにエキスを入れてもらいました。それをホテルの風呂に入れて入ったら、驚くほど汗が出るんですよ。
サッシャ 僕も実は堀江さんに1回分いただいて。
堀江 「これ、温泉できるじゃん」「銭湯に入れたら温泉になっちゃうじゃん」と。それで、西麻布の屋上に露天風呂を作らせたんです。
そしたら六本木ヒルズの森タワーが借景になって、そこでシャンパンとか持っていると、すごくリッチな気分になれるんです。
(写真:istock.com/ouchi_iro)
銭湯ビジネスは奥深い
堀江 いろんな所を見ていったら、ルフロを入れてくれる銭湯も見つかりました。30代の若い夫婦がやってる銭湯で、たまたま実家を引き継いだそうです。
彼らが代替えをして、ちょっと工夫したわけ。それこそ、ルフロの湯とかもそうだし。薬草湯とか。あるいは、ネギ湯っていうのもありますね。ネギ湯って分かります?
寺岡 ネギ入ってるんですか?
堀江 ネギって、あれですよ。初音ミクのネギ(ボーカロイド・初音ミクの定番小道具)です。
初音ミクが好きな人たちって、ネギのサイリウムとか持っていたりするじゃないですか。それにちなんで「ネギ湯」って、初音ミクのイベントやったりしているんです。
サッシャ なるほど。
堀江 スカイツリーの近くにある大黒湯さんって所なんですけど、とても儲かってるんですよ。いろんなイベントをやって。
銭湯をおしゃれな内装にしたりとか、露天風呂作ったりとか、誰もが思い付く、まっとうな工夫をしたら、普通に儲かるようになりました。
「堀江さん、銭湯ってめっちゃおいしいですよね」みたいな。「そうだよね」って話になって。
サッシャ 今、そんな話になっているんですね。
銭湯を中心にしたバーチャルホテル
堀江 僕も西麻布に会員制の銭湯を作りたいんですよ。
めちゃくちゃきれいにして、サブスクリプション型で。メニューもいくつか作るんですけど、客単価2万円ぐらいで、ドリンクとか全部無料にして。
勝手に冷蔵庫から出して、ビール飲んだり牛乳飲んだりできるような。
サッシャ 月額料金だけで、全部楽しめると。
堀江 なんなら、コンビニの冷凍食品も置いて、「レンチンして勝手に食べてください」とか。VIP会員は「マイロッカー持てますよ」みたいなね。
最近、スポーツクラブを銭湯代わりに使っている人が多いんですよ。
サッシャ すごく多いらしいですね。毎日、お風呂だけ入ってる人。
堀江 それならスポーツは要らないじゃないですか。温泉に行きたいんです。
サッシャ お風呂だけ入ってますよね。
堀江 そう。そういう温泉に特化した「西麻布銭湯」ができると、すごいよねと。
もっと言うと、近くの民泊の人たちと提携して会員券を卸したい。
寺岡 それはいいかも。
サッシャ なるほど。近くに泊まっているけど、風呂はそこで使えると。
堀江 要は、民泊の人たちに、それをサブスクリプション型で買ってもらうわけ。そうすると「ここは銭湯付きの民泊ですよ」ってなるでしょ。
小山薫堂さんの話じゃないけど、町全体として見ると、「民泊があります。宿泊機能があります。銭湯や温泉とか、ちょっとした飲食の機能も持ちます。あと、近くの飲食店と提携します」となっている。これって、ホテルなんじゃないかと。
サッシャ それぞれ別に存在しているけど、1つにすると、ホテル。
堀江 要は、歩いて100メートル圏内ぐらいが、1つのバーチャルホテルになると。薫堂さんが言っていたのは、銭湯の番台をチェックインのカウンターにしちゃえばいいんじゃない?っていう話です。
サッシャ そうか。そこから民泊の部屋に割り当てられて。
堀江 民泊の鍵の受け渡しも、銭湯でできたり。
寺岡 人がいると、確かにちょっと安心感もありますね。
堀江 しかも、そこで英語が喋れる人がいると、海外の旅行客も泊まれる。そこでコンシェルジュ機能も提供する。そうなると、銭湯の番台のコストもそこでまかなえます。
サッシャ 要は、銭湯がハブになるっていうことですね。
堀江 そうすれば、24時間営業できるでしょ。そこでみんなでコストを共有できるから。周りの飲食店も、いいところだけ契約するわけですよ。
サッシャ なるほど。会員になるところは、そこのいいお店を選ぶんですね。
(写真:istock.com/Juergen Sack)
古い業態に未来がある
堀江 これね、えらいいいホテルでも、飲食店がめちゃくちゃいいかっていうとそうではない。それなりのラグジュアリーホテルに泊まったら味のレベルは高いけど、じゃあ、わざわざここに食いに行きたいホテルって、まずないじゃないですか。
サッシャ 泊まってないけど、ご飯を食べにいくっていうホテルのレストランですよね。なかなかないですよね。
堀江 ないでしょ。自分が泊まってるホテルに、たまたまいいところがあるかっていうと、その可能性が、実は低いんです。
田舎は別だけど、都心ではホテルの外に食べに行くでしょ。グルメが目的の人は食べに行くじゃん。だけど、西麻布に銭湯があって、ひとっ風呂浴びた後にそこのコンシェルジュが、近くの飲食店でおいしいところだけリストアップしておいてくれる。
そうすると、そこに行きますよね。
僕は「TERIYAKI」ってグルメのキュレーションアプリもやってますから。
港区とか東京とか、京都だったら、おいしいところのリストがある。
だから、一番いい形態ができる。銭湯で日本文化を知り、民泊で、割とリーズナブルに泊まれ、おいしいご飯屋さんに行ける。最高じゃないですか!
サッシャ 面白い! そうやって考えていくと、いろんなものを通じて、日本の文化を感じてもらうっていうのも解決していくのかもしれない、そう思えました。
堀江さん、1週間、ありがとうございました。
堀江 ありがとうございました。
サッシャ また、ぜひ機会がありましたら、来てください!
※本記事は、放送の内容を再構成しています。
また、今回のニュースをはじめとした堀江貴文さんのコメントは、ぜひ以下からチェックしてみてください。
【番組概要】
放送局: J-WAVE 81.3FM
番組タイトル: PICK ONE
ナビゲーター: サッシャ、寺岡歩美(sugar me)
放送日時: 毎週月~木曜日11:00~11:20(ワイドプログラム『STEP ONE』内)
番組WEBサイトはこちらをご覧ください。