開業以来19年間赤字だったハウステンボスは、なぜ半年で黒字化したのか
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注目のコメント
会社の再建で最初にぶち当たる最大の壁が「社員の負け癖」文化ですよね。
たいていの経営トップは、社内プロジェクトの立ち上げ、BBQや社員旅行などの福利厚生イベントといった小手先の”ガス抜き”施策に走りがち。
でも、社員を本気にさせるのは、経営トップの独力か社員の貢献かはともかく「黒字」という「結果」しかないんですよね。
結果にコミットできない経営トップは去れ。じゃなかったらライザップへ行けということではないでしょうか♪
『それでも、最初はやる気を見せてくれない。それはそうだ。企業が抱えるさまざまな文化や風土のなかでも、負け癖の文化ほど根が強く、しつこく、変えにくいものはない。
(中略)
それでも従業員の気持ちを前向きにさせたのは、「黒字という結果」だった。
(中略)
私は「黒字になればボーナスを出せる」と金の話をしていたが、そもそも黒字を体験したことがない従業員には「自分たちの手で黒字にできた」という喜びこそが大きなモチベーションになった。』定性的な部分になりますが、現場の雰囲気などは中々数字に表れにくく、現場主義でないとわからない部分ですよね。その点、近くに引っ越して大半を現地で過ごす徹底ぶりは見習う所が多いです。
偉大な経営者である澤田さんの悪戦苦闘ぶりが良く分かる記事。
すごいと思ったのは、成功体験である「格安ビジネス」がハウステンボス再建では通用しないと分かった時、それを素直に認めて違う打ち手を探したこと。
そして、ハウステンボスのホテルに住み込み自ら現場を自転車で回って打ち手を考えたこと。大企業の社長である澤田さんが自ら現場でヒントを探すのですね。
この素直さ、現場力は企業の大小問わず経営としては大事なのだと考えさせられました。勉強になりました。