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コメント
注目のコメント
インスタを飛躍させた「ストーリーズ」のリリースの裏に、1人のキーマンの参画があります。
元はハーバード大学でザッカーバーグ氏の1年先輩で、数学・物理学を学びスタンフォード大に進学したというケビン氏。
彼が物理学の世界からスタートアップに飛び込み、インスタと出逢い、そしてストーリーズを世に出すに至るまで。たっぷりお時間をいただいてお話を伺ってきました。知られざる秘話に迫ります。ストーリーズの導入について、スナチャとの「差別化」を強調してお話なさっていますし、ここで挙げられている機能改善を短期間に実装できたことが今の飛躍に繋がっているのだとは思います。
ただ、それでもやはり、最もインパクトが大きかったのは「差別化」の要素以上に「同化」であったと私は思います。
挑戦者としての立ち位置にある後発の企業であれば、如何にして先行する強者に対する差別化を図るかに頭を使わなくてはいけませんが、逆にディフェンディングチャンピオンの立ち位置にいる企業であれば、差別化要素を積極的に打ち消して同化していくことで、後発企業の付け入る隙を打ち消していくことができます。
逆に「差別化」という言葉を金科玉条として取り扱い、本当は自社でも後発企業の機能を取り込むことができるにも関わらず、「うちならではの目新しさ」をと言って時間をかけていると、後発企業に寝首をかかれかねませんし、そうしてリーディングプレイヤーの座から転げ落ちた会社も見ています。
その点で会社としてのFacebookの節操のなさは、守る者の戦い方として素晴らしかったのだと拝察します。