この連載について
半導体が「新時代」に突入しようとしている。日本では、東芝の半導体メモリの売却ばかりが取りざたされるが、世界では今、コンピューティングの世界を揺るがす半導体の地殻変動が起きている。AI、IoTを時代を迎える中で、半導体の世界はどこへいくのか。その最前線をリポートする。
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Amazon is a leading online retailer and one of the highest-grossing e-commerce aggregators, with $386 billion in net sales and approximately $578 billion in estimated physical/digital online gross merchandise volume in 2021.
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こちらでコメントした通り https://newspicks.com/news/2544613 今日の半導体でそれに最も長けているのがNVIDIAである事が同社が今日業界で最も栄えている理由です。
半導体チップそのものがコモディティ化し、用途毎に専門プレイヤーが出てきた。インテルが、TSMCが、東芝がホリゾンタルにシェアを取れる時代はもうスマホが出てきた10年前くらいに終わっており、
アプリレイヤを征する企業がバーチカルに半導体も担う時代になっています。
スマホの半導体はサムスンが、カメラはソニーのCMOS、クラウドはグーグルのTPUとなります。
ゆえに本特集であったように仮想通貨では自らがマイニングというアプリレイヤを征するビットマインやビットフューリーが自らASICを手掛けるし、自動運転やVRなどでもそうなって行くでしょう。
泉田さんがおっしゃる、半導体の「勝利の鉄則」は、特集を7日間ご覧になっていただければ、より深く理解、納得できるのではないでしょうか。
特集は本日で終わりになりますが、今後AIチップの競争を始め、この業界はより沸騰し、混沌さを増していくのだろう、と痛感しました。7日どうもありがとうございました。
ちなみに以下色々まとめています。ARMは孫さんが買ってしまいましたが(笑)、ソフトバンクが日本(をベースにする)企業で助かったというのが実際ではないでしょうか。ご参考。
「自動車産業の次の10年、半導体を牛耳るのはインテルかARMか」
http://bizgate.nikkei.co.jp/article/90073010.html
「競争ルールを知りながら負けた、日本の半導体産業の深層」
http://bizgate.nikkei.co.jp/article/77521815.html
「自動運転車狙う「半導体大再編」、日本は出遅れ」
http://bizgate.nikkei.co.jp/article/88144311.html
https://newspicks.com/news/2544601?ref=user_2112738
ソニーはPS3にあったCellプロセッサーを推し進めていけば,現在のnVIDIAにとって代わることができたのにと残念です.
ただ、どこかのプレイヤーが半導体を広く押さえる流れにはならないと見ています。
一つ目の理由は、サービス・アプリケーションによって求める半導体はますます多様化する流れだから。
AIにおけるアルゴリズムは、研究をされている方からすると、データの内容や目的によって多様化していく方向性のようです。よってそれに合わせて半導体も最も性能を良くするためにますますカスタムが必要な状況になっています。エヌビディアのGPUも、AIと名のつく処理なら何でもできるなどということは全然なくて、得意不得意があります。GPU以外にもTPUとかFPGAとか様々な方式が出てきているのは、得意領域が異なるためだと見ています。
もう一つの理由は、各社が自分のやりたいことのために開発した半導体は技術の根幹を担うので、外販のインセンティブが働きにくいため。外販があるとすれば、本来の目的のために技術を高度化していった先で、実は別な用途が見つかるという場合ですかね。こればかりは最先端の中の人でなければ見極められなそう・・・
半導体の最先端部分は、サービス・アプリケーションのプレイヤーが独自に開発していくものと見ています。さらに、半導体は世の中すべてみたいなものですから、最新デバイス・サービス向け以外にも山ほど分野があります。よって「半導体業界」という括りがますます意味をなさなくなっていくように思います。
「稲作」という例えがあるが、本来的にはそこで勝ちやすかったのはメモリ・ファンドリーだったと思う。でもメモリは日米半導体協定や総合電機の一部門ということで投資の意思決定が遅れたり、ファンドリーはそのビジネスモデルをデザインする人がいなかった。ちなみにファンドリーは半導体をずっとやっていた方は90年代からTSMCのすごさに気づいていたし、だからこそ国内のロジック系を統合して作るべきだという提案もあったと聞く。
そういう「見通す力」を持っている方を久夛良木さん以外、経営的にあまり重用されなかったと思う(久夛良木さんもPSの成功などがあって偶発的だった部分もあると思う)。
もし90年代に孫さんがいてビジョンファンドをやっていたら、買収して統合してなどしていただろうか?
一方で、ビジョンだけでどうにかなるわけでもなく、そこは現場の製造ノウハウやその蓄積が重要で、そこもまた産業としてとても面白い部分。
なお、Amazonの半導体企業買収は、2015年1月に買収したAnnnapuruna Labs。Amazonから見れば「わずか」な3.7億ドルでの買収。
https://newspicks.com/news/795733
あと、GoogleなどのDC向けに、IntelはXeonベースだと思うが、カスタムチップの供給は昔からしている。そこからさらに、GAFA各社は自社でより設計する方向に動いている。
https://wired.jp/2012/09/25/intel-amd-custom-chips/
業界にいる各企業の強みと弱みの部分、今後の競争、それからアマゾンが攻めてくる理由、、とにかく面白いし特集の理解が深まる最終回でした!