【40代CFO】いかにして「万年赤字」の大企業は復活したのか

2017/10/14
初の黒字化を達成
長い長いトンネルを抜け出した。
2010年に、日立製作所、三菱電機、NECの半導体部門が分離・合併し、発足した「ルネサスエレクトロニクス」。2011年の東日本大震災で主力工場が被災したこともあり、長年、縮小と赤字ばかりが続いていたが、2015年3月に初の最終黒字を達成した。
その立役者の一人が、CFOを務める柴田英利氏だ。元々は、2012年に官民ファンドの産業革新機構に所属し、ルネサスへの「救済」を手掛けたが、その後、自ら退路を断って転籍。社長が次々と変わる中でも、一貫して財務面の立て直しを担ってきた。
大企業では珍しい40歳代のCFOはいかにして、ルネサスの「復活」を果たしたのか、そして今後は成長を描けるのか。本人にその極意を尋ねた。