この連載について
半導体が「新時代」に突入しようとしている。日本では、東芝の半導体メモリの売却ばかりが取りざたされるが、世界では今、コンピューティングの世界を揺るがす半導体の地殻変動が起きている。AI、IoTを時代を迎える中で、半導体の世界はどこへいくのか。その最前線をリポートする。
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また日本の大手企業経営者が最も不得意な事でもあります。
PC向け3D向けグラフィックチップで泣かず飛ばすだったところ、ゲームに集中特化してその市場をほぼ独占しました。
その次はクラウドです。
AWS、マイクロソフトAsureはじめIBM、アリババなど軒並みクラウド大手のデータセンターはNVIDIAを採用しています。
そして今、自動運転。ほぼ全ての自動車メーカーおよびティアワン部品メーカーが採用している事は周知の通り。
AI、と漠然と言っていただけでは現在のNVIDIAは無かったでしょう。あくまでAI時代の実際の用途、ビジネスはどこにあるのか、それを嗅ぎ取ってここと決めたら一気呵成にビジネスリソースを注ぎ込む。これがジェンスンの経営真骨頂だと思います。
普通、外資系企業の日本法人だと、そこまでトップへの思い入れが強い社員はかなり稀です。そのCEOとの近さこそが、フアン氏がこだわる企業文化であり、イノベーションの源泉なのかもしれません。
NVIDIAの技術の源泉に迫る取材はもちろん、経営スタイルや、企業文化を詳しく掘り下げる取材をきちっと今後深めたいと、強く思いました。
私の経験で言えば,90年代から2000年代前半は,nVIDIAはPC用グラフィックボードの会社だった.10年ぐらい前からGPUがCFD(数値流体力学)などの複雑な科学計算を高速で行えることが分かって研究者の間で利用が進み,さらに最近は機械学習と相性が良くて大躍進.
どうしても,私は,昔,やはりGPUを出していたSGI,AMDと比べてしまう.私には,nVIDIAはPC用のグラフィックボードの製造・販売する会社という印象が強く,SGI,AMDと違って,採用されていたGPUのアーキテクチャがたまたま良くて,たまたま時流に乗っただけの会社というイメージがあるのです.つまりラッキーだったと.
ほんの数年前まではパソコンゲームのオタク垂涎の"グラボ"メーカーだったのに、自動運転の寵児へとこんなに短期間で爆進、どこまで最先端を突き抜けられるか今後ますます期待がかかります。
大胆な経営判断をどのようなプロセスで行っているのかが気になるところ。トップの独断なのか、忠実なシナリオプランニングをもとに行われる意思決定なのか・・・
>エヌビディアは今、ほぼ全ての投資をGPUの開発に振り向けている。「1万1000人の社員規模を誇る会社が、一つの分野に、累計300億ドル(3兆円)をつぎ込むのはあり得ないことだろう」
ただ、ディープラーニングの技術で世の中は大きく変わるとは思いますが、その次はニューロサイエンスでしょう。
どこまで行ってもAIは所詮AIです。できる事には限りがあります。
人に共感する能力を持たない以上、人の代わりには成り得ません。
共感を科学することが、AIを超えるインパクトをもたらすと思います。