イーサリアムを生んだ23歳の天才が語る、ブロックチェーンのこれからと「分散の力」
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注目のコメント
題名の通りです。
分散することの力、世の中の変革力は、ブロックチェーンの本質に迫る話。
関係ないですが、先日ヴィタリックと一緒に撮った写真を詐欺コインの宣伝に使われるのを危惧したコメントを自分で出していました。天才に変なストレスをかけないで。Silk RoadとBitfinexを「分散していないもの」の例に出したのが興味深い。その意味で言えば、ビットコインもイーサリアムも、完全に分散(de-centralized)している訳ではなくて、中の人であるコア開発者と発掘業者の覇権争いやら、the DAO事件でのハードフォークやらがあった。これからもそういう話はイヤというほど出てくるだろう。
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理想を追求する天才プログラマーとしては凄いと思うけれど、だからといって現実が理想像のように動く訳じゃない。そうした問題が乗り越えられない限り、彼の理想とするものは夢でしかない。夢を実現するためには、もっと大きなコミュニティで彼の意見が支持される必要があるだろう。結構前のインタビューとヴィタリック氏は、変わらないことを言っている気がする。分散化の力は、まさにその通りだと自分も思っているし、多くの人がその通りだと言っている。けれども本当にそうかなと思う。
≫大発明を生み出すためには2つの方法があると思っている。ひとつは50人くらいの人々が集まり、1億ドルといった大金をかけることで生み出せるもの。そしてもうひとつは、ひとりの人間が自分の部屋に長い間こもって生み出されるもの。ビットコインは後者だよね。
この分散化を最初に提唱したビットコインの発明は、1人の天才によってもたらされた。分散化とは、既存の権益を分散化していく側面があるため、特権階級にとっては嫌悪すべき対象だろう。仮に50人の中に特権階級の人間がいれば、その革新的なアイデアの足を引っ張ることに専念すると思う。イーサリアムの発明者が20代であるのも、偶然ではない。既存の社会システムの中にとらわれていない、新しい世代が、ブロックチェーンの世界においては主役になる。