吉本はなぜNetflix、Amazonと組んだのか——大﨑洋吉本興業社長が語った9000字
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「吉本が地上波のドラマをつくりたいと言っても、(テレビ局は)来年、再来年まで制作するドラマは決まっているとも言われます。」
本当にその通り。
何時にはコレ、何時にはコレとタイムテーブルが決まっているテレビ。もちろん、合間のCMの分数や、番組の全体尺も決まってます。
その一方、予算は年々縮小、コンプラも厳しく。(これは視聴者によっての側面もありますが)
その意味でNetflixやAmazonは、それらの制約がありません。新規媒体?システム?は、先に組んだものが得だとも考えます。吉本がキチンと時代を見て、過去にとらわれず、思い切りの良い判断をしていることがわかります。
ちなみに配信の予算は潤沢で制作者に取っても魅力的ですが、これから日本のデータがどんどん集められ、あと少しでシビアになってくると思います。ヤバい。これはすごいインタビュー。
個人的にも、最近アマゾンで松本企画のドキュメンタルを見て衝撃を受けたばかりなんですが、ああいう企画に挑戦している吉本興業の取り組みの背景にこういう思いがあるとは知りませんでした。
「このまま行けば、21世紀はまた、日本はカルチャー・エンタテイメントで敗戦になる。もう遅いんでしょうか。」という発言を、勝ち組のはずの吉本興業の社長が明言するというのは重い話ですよね。
アジアンドリームとか非上場の話とか、コンテンツを作る上での演者やクリエイターの適正配分の話とか、うんうん頷きながら読みました。
メディアやコンテンツに携わる方には必読のインタビューじゃないかなと思います。さんまのCM見るたびに、なんで吉本は踏み切ったんだったんだろうと思ってました。
適正配分、という言葉を本当に何度も話していたのが印象的。それほど演者に回らない仕組みになっているということなのでしょう。それは書き手の世界も同じ。
この問題を20年前から考えていたというところがすごい。