50社を超えた子会社。「アジアのルイ・ヴィトン」を目指す理由
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これは、とても買わないでしょう、という会社を買ったのには驚いた。ダイレクト・マーケティングを熟知しているからこそ、事業の根幹がみえている。「これってパッケージを変えて、キャッチコピーを変えて、あの媒体で広告すれば、当たるでしょ」というのが、すでにイメージできているから、普通の経営者にとってはリスクが、瀬戸社長にとってはリスクではないのでしょう。
しかし…、私も以前から、ベルナール・アルノー氏を自らのロールモデルにしてましたが、もうひとりいたとは! 『ベルナール・アルノー 語る』は、やはり必読です。私がリンクアンドモチベーショングループの経営において、ベンチマークしている企業はセコム、セールスフォースでした。
セコムは「安全」、セールスフォースは「顧客管理」という領域を1つの産業にまで育てあげました。
アジアのある国では「セコム」という言葉は安全そのものの代名詞として使われているようです。
世界中で「セールスフォース」という言葉そのものがSFAのクラウドシステムを指すまでになっています。
両社は常にマーケットリーダーとして市場を創造、牽引し、結果として、時価総額は約2兆円、約6兆円になっています。
一見バラバラなビジネスを展開している両社ですが、私から見ると明確な共通点がいくつかあります。
私は常々、リンクアンドモチベーショングループを変革、成長させていく上で参考にしていました。
そんなベンチマーク先に新たに加えようと思ったのが、ライザップです。
ライザップはマーケットリーダーとして、「自己投資」を産業にしようとしています。
「ライザップ」という言葉はダイエット、その先の結果にコミットすることそのものの代名詞となりつつあります。
そして、私がセコムやセールスフォースを見ながら産業を創る会社の共通点と考えていたポイントも満たしているのです。
しかも、ライザップの瀬戸社長は私とたった1歳しか変わらない39歳でいらっしゃる。
取材記事から色々な刺激を受けましたし、今後も沢山のことを学びたい企業様です。傘下に入れた子会社は50社以上を数えるライザップ。その業種はアパレルから建築までバラバラ。「自己投資産業」を標榜するだけに、アパレルでも自己実現にコミットできると言います。
そしてアジアのLVMHを目指すーーと。その真意とはいかに。
さらに、お話は、ソフトバンクやユニクロ、リヴァンプなどから移籍した優秀な幹部の口説き方や、ライザップが本業で提案する、行政の医療費削減にコミットするというプランにまで発展してゆきます。