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注目のコメント
今回は、8月にNewsPicksアカデミアで開催した「お金と市場の日本史:序」のレクチャー部分最終部です。
(明日は質疑応答部分です)
9月開催のNewsPicksアカデミア「お金と市場の日本史:破」では財閥のM&Aを中心にお話をしました。明治維新前後の産業化が徳川時代の要素のかなりの部分を引き継いでいたことを説明しました。この辺り、今週発売『週刊エコノミスト』にて「学者が斬る 視点争点 変化と継承の明治維新に学ぶ」という連載記事でも言及しておりますので宜しければご笑覧下さい。
10月20日開催予定のNewsPicksアカデミア「お金と市場の日本史:救」では、明治・大正・昭和初期の日本経済が引き継いでいたのに戦後昭和で引き継がれなかったものが何か、についてお話をする予定です(Kato Junさん、リクエストにお答えして仮想通貨について時間を割きますね、しばしお待ちを)。本論とは逸れるかもしれませんが、旗振り通信にすごい魅力を感じます。大阪から江戸まで最短で情報を届けようと思った時に、その情報量、質とスピードがどのぐらいだったのか気になります。
伝書鳩や飛脚リレー、手旗信号、狼煙などインターネットで世界中どこでも一瞬で情報を届けられる今だからこそ実践考古学みたいな形で過去の叡智に学ぶ機会があった方が、現代のブレイクスルーにつながるのではないかなど、思ってしまいました。旗振り通信の仕組みは知らなかった。どんなコミュニケーションだったのか興味をもったのでWikipediaで調べてみました↓
上げ相場 - 左横上で二振
下げ相場 - 右横下で二振
1銭 - 右横斜下
2銭 - 右横
3銭 - 右横上下二振
4銭 - 右横斜上
5銭 - 直立
6銭 - 左横斜下
7銭 - 左横
8銭 - 左横上下二振
9銭 - 左横斜上
10銭 - 直立二振
20銭 - 右横、直立二振
30銭 - 右横上下二振、直立上下二振
40銭 - 右横斜上、直立上下二振
50銭 - 直立前倒、直立上下二振
60銭 - 左横斜下、直立上下二振
70銭 - 左横、直立上下二振
80銭 - 左横上下二振、直立上下二振
90銭 - 左横斜上、直立二振
1円 - 直立、大きく左右に振る
===
株仲間の情報シェアが市場の進化をもたらしたとありますが、徳川幕府の時代に意図的に市場をコントロールする仕組みがつくられていたことに驚きです。
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- 615Picks