電気自動車開発を加速 トヨタ マツダ デンソーが新会社設立へ
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マツダの一括企画開発、モデルベース開発、デンソーの要素技術(バッテリーマネジメント、モーター、インバーター、熱交換器)、トヨタのお財布が一致団結。新会社方式は意思決定と結果責任が明瞭で、より望ましいと考える。トヨタの社内バーチャル組織「EV事業企画室」は吸収されるのだろうか?
追記:トヨタのEV規制対応ミニマムの方針が変わったとは考えていない。日産を含めて、日系メーカー全社が、同じEVプラットフォーム化することが、日本がいまいま、「ジャーマン3のマーケ戦略におけるEV誘導」に対抗しうる、唯一の方策。日産の仏企業としてみるならば、日産を見切って、日本の自工会は決断をすべき時期。そう、強く思います。
下記が会社プレスリリース。出資比率はトヨタ90%、マツダ5%、デンソー5%。当該新会社の資本金は1000万円で、『今後は他の自動車メーカーやサプライヤーも参画可能なオープンな体制を目指します』という文言も重要だろう。
ただ、出資比率ではトヨタが圧倒的だが『マツダとトヨタは開発資源を等しく負担する』。そして『EVを「コモディティ化」させることなく、それぞれのブランド独自の付加価値あるクルマを追及してまいります』とあえて言及している意図も気になるところ。
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/18839949/
持ち寄る技術としては、マツダについてはモデルベース開発が言及されている。トヨタにその文脈をあてた記事としては下記がある。
https://newspicks.com/news/2522226
トヨタが最大資本を握っているが、取り組んでいくこととか言葉、他社へもオープンにするといったことを考えると、記事で言及されている「開発を本格化させる」ことより、部品も関わる規制・規格のシンクタンク(研究兼ロビイング)のようなイメージを、個人的には感じた。
あと細かい点で恐縮だが、プレスはあるが適時開示がない。
下記が東証の適時開示の基準。ここから読み解くと
・先日の業務資本提携の一環(新しい事業の開始などではない)
・業務、財産といった観点での重要度は、少なくとも現時点では低い
という風にも読み解ける?
http://www.jpx.co.jp/equities/listing/disclosure/01.html