関西の3行、経営統合で正式契約締結 全国6位の地銀グループ「関西みらいFG」4月に誕生
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2017年3月3日に締結した基本合意に沿った動きです。りそなホールディングス(8308)傘下の近畿大和銀行と、三井住友フィナンシャルグループ(8316)系の関西アーバン銀行、およびみなと銀行を「関西みらいFG」の傘下に収めることになります。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120170926479210.pdf
2018年4月に予定される仕上がりは、この関西みらいFGが東証に上場、りそなHは約51%保有して連結、SMFGが約22.3-26.3%保有し持分法適用会社にする予定です。
システム統合と統合効果によるコスト体質の改善のスピードが求められそうです。有力地銀は異業種からのM&Aの可能性も否定できません。地銀再編はまだまだ進みそうです。金融機関の統合は、店舗統廃合を始めコスト一定の削減効果は見込めます。ただ本当に生み出すべき統合効果はいかに入りを増やすかです。地域での存在感が増す中で、いかに事業性評価にに則った融資を伸ばせるか。生き残りに向けた勝敗は、そこにかかってくるでしょう。広域統合の手本となるか、はたまた落ちこぼれ地銀のゴミ箱となるか、注目して見守りたいと思います。