ICT×農業、アグリビジネスの未来
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岩手県の中産間地域では、ちょうど稲刈りの真っ最中です。
青々とした水田の光景は本当に美しく、日本の農耕文化を感じます。
この美しい田園風景は、一般的に80代の高齢夫婦+週末に手伝うの息子で維持されているのが、日本の現状だと思います。
シルバー人材に支援を依頼しても、76歳の方が手伝いに来て下さるそうです。
30a(0.3ha)の水田でのお米づくりは、自分で育苗し、必要な農業機械も知り合いからレンタルし、丁寧に丁寧に育てても、毎年マイナス30万円の状況だそうです。
毎年マイナス30万円だったとしても、苦労して得た土地は手放せないし、荒地にはしたくないため、どうにか維持されています。
何といっても農作業は楽しいし、気分がいいため続けられているそうです。
アグリヒーリング効果ですね。
日本の農業問題は、農業×ICTだけでは、即・簡単に解決できるわけではないと思いますが、技術を導入することにより、少しでも日本の美しい田園風景の維持ができるような産業になればと思います。食糧生産の効率と安定供給を目指す上での究極は「植物を栽培しなくとも人類が生存できる栄養価を確保できる技術」だろう。ミドリムシ食品はそこへ の第一歩という気もする。しかし、今のところ無機物から有機物を生み出し生態系を構成する植物のブラックボックスに「人類に叡智」は届いていない。
届いてしまったらどうなるのだろう?と、昨今の技術革新を見ていて思う。旧世代に生きる私にとってはそんな世界はディストピアにしか見えませんが。農業の自動化は必須の未来と思っていますが、いかんせん現状の日本では農家の規模が小さすぎて採算が合わない。
ビッグデータやリアルタイムの需給を使用した生産最適化とともに、制度設計の変革が望まれます。