かっこいい、だけでは生き残れない ナノ・ユニバースが、今「動画」に力を入れるワケ
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アパレルブランド側のEC・デジタル領域の“革命児”と言えば、ナノ・ユニバースの越智さんでしょう。本当に研究熱心な方です。
記事にもあるとおり、越智さんは店頭販売から入社されたプロパー。途中からZOZOのオープンなどを任され、ECの担当へ、そして今や誰もが注目する革命児。ご本人のとてつもない努力は間違いないと思いますが、会社として越智さんを信じ、チャンスを与えられたのではないでしょうか。
今、急速なデジタル化に伴い、ECやデジタルの責任者を外部採用したいという企業は山ほどありますが、その前に既存の社員を信じ、チャンスを与えられることが先ではないかなと思います。ファッションビジネスを変革する上で重要なのは、ユニークなデザインや話題のテクノロジーを取り入れる前に、まずは物流基盤を整えることが重要。
リアルビジネスならではのポイントですが、この基盤なしに新しいことをはじめても、手間ばかりかかって結果に結び付かなかったということは往々にしてあるものです。
とはいえ、仕組みを整備するためにはセンスよりも論理的思考と科学的アプローチが必要で、そうした人材がファッションビジネスに流れてこないのも問題のひとつ。ともすると論理的思考の人が冷遇されやすい業界なので、こうした基盤の重要性を伝えていかなければならないと改めて感じました。
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当初から見つめていたのは、今で言う「オムニチャネル」だったとのことで、その解決策として着手したのが物流だったと言う。
(中略)
同社は、オムニチャネルの根幹となる物流システムを構築した後、基幹システム、CRM、ECといった順番で一歩ずつ歩を進め、2014年のリニューアルの際には、顧客統合、店舗とECの在庫の一元化などを行ったという。