SMBCグループが渋谷に創るイノベーションの「輪」。新拠点の狙いは
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渋谷Bunkamuraそばに開設されたSMFGのオープンイノベーション拠点「hoops link tokyo」について、現地を取材してきました。個人的に、コミュニティーマネージャーの古川さんの以下の発言に、その本気度と情熱を感じました。
→「大企業のオープンイノベーションは、“イノベーションごっこ”だ」と書かれた方がいらして。まさにおっしゃる通りだと感じました。でも、“ごっこ”だからやる意味がないと言うなら、大企業は一生イノベーションを起こせない。であれば、“イノベーションごっこ”から始めて、やり続けるしかないじゃないですか。規制業種の代表選手である銀行としてはナイストライ!とエールを送りたい。21世紀における新しい銀行の役割創出の第一歩というところか?ただ、”イノベーションとは何か?”という問いに対する答がないままオープンイノベーションの可能性を探っているところに無理がある。
「新しいコミュニティをつくり、その輪のなかで情報やノウハウを共有することで、新しいビジネスの可能性が開けるはず」
という仮説は妄想だ。イノベーションは、顧客が気づいていないような問題(現状は満足しているようだが、出来ないものと諦めているような問題)を見抜いて解決することから生まれる。
最も難しいのは、この顧客が認識していない問題を発見することだ。大企業は言わずもがなだが、スタートアップ企業もほとんどイノベーションに失敗している。成功している数少ないイノベーション企業は、例外なくこの「顧客の認識していない問題」を発見し解決しているからだ。RIZAPは、ダイエット出来ない顧客の弱い意思を”コミット”することで解決したように。
SMFGのhoops link tokyoが、新しい現実から生まれる顧客の認識していない問題発見の場になる時、オープンイノベーションの拠点として賑わうことだろう。本当にこれはその通りだと思います。
>でも、“ごっこ”だからやる意味がないと言うなら、大企業は一生イノベーショ>ンを起こせない。であれば、“イノベーションごっこ”から始めて、やり続ける>しかないじゃないですか。やり続けて、最終的に成功まで持っていくしかない。