香港vsシンガポール。アジア・ハブ都市の強みと弱みを探る

2017/9/22
2018年には香港のGDPが深圳に抜かれる──。サンフォード・C・バーンスタイン社が2017年9月に発表した調査結果だ。人口規模の違いを考えると当然の流れかもしれないが、香港の地位の変化を象徴するようにも感じられる。また、アジアのハブとしてはシンガポールも台頭しており、火花を散らすライバルだ。この2つの都市についてどう考えるべきか。サウス・チャイナ・モーニング・ポスト等に多数の寄稿をしている国際政治経済学者でエコー・ストラテージー社CEOのファー・キンベン氏による寄稿をお届けする。