[ヤンゴン 14日 ロイター] - ミャンマー西部でイスラム教徒少数民族ロヒンギャの武装勢力と治安部隊の衝突が激化している問題で、現地報道によると、中国がミャンマーによる対抗策の支持を表明した。

ミャンマー国営グローバル・ニューライト紙の14日付記事によると、洪亮・中国大使はミャンマー政府高官に「西部ラカイン州で発生した過激派からの襲撃に対する、中国の立場は明らかだ。これは内政問題だ」と発言。「ミャンマーの治安部隊による過激派組織への反撃と、住民を支援するための政府事業を大いに歓迎する」と述べた。

40万人のロヒンギャが、攻撃から逃れるため隣国バングラデシュで難民となっている。国連のグテレス事務総長は13日、ラカイン州で起きている事態は民族浄化としか言いようがないと発言しており、ノーベル平和賞受賞者であるミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問は苦境に立たされている。