[東京 14日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の110.52/54円だった。

午前9時半頃にきょうの安値110.41円をつけた後、110.66円まで上昇した。仲値に向かって輸入企業のドル買い/円売りが出たほか、日経平均のプラス転換も支えになった。

ドル/円はいったん小幅に緩んだが、オーストラリアの雇用統計が良好な内容となり、豪ドルが急上昇。ドル/円は前日海外時間の高値を上回り、午前11時前までに110.73円へ上値を伸ばした。豪ドル/円の円売りがドル/円にも波及したもよう。

その後、中国で発表された経済指標が事前予想を下回ると、ドル/円も朝方の水準まで押し戻された。

午前は、北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会の報道官声明が話題となっていた。国連安全保障理事会の対北朝鮮追加制裁決議について日本を非難。その上で、日本列島を核爆弾で海に沈めると威嚇したという。