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「僕の仮説では、暗黙知が形式知化する「表出化」のプロセスと、形式知を暗黙知化する「内面化」のプロセスがカギだと考えていました。ところが実際にやってみると、たとえその2つのスコアが高くても、必ずしも知識が創造されるわけではありませんでした。そして、いちばん重要なのは共同化(Socialization)だということがわかったんです。」(記事引用)

知識創造は本質的に集合的なものなので、共同化(Socialization)がカギを握るというのは自然なことだと思う。ただし、共同化が「同質化」という圧力を伴う場合には、共同体の強化にはなっても、知識創造(イノベーション)にはつながらないだろう。共同化のプロセスに、「多様性」を担保し積極的に活かす工夫が欠かせない。そのためには、記事で示唆されている「共感」に加え、対等でフェアな関係性、すなわち相手を年齢や経験や地位などの属性で分類せず、ありのままの存在として受け入れ、心を開いて接する必要がある。
SECIモデルは、それ以前から野中先生の勉強会に出ていたこともあり、16年近く前に僕がPEファンドを立ち上げた時の基本的なバリューアップ方針に採り入れました。現場で暗黙知の形式知化を図るのはものすごく地道な作業というか、やたらと飲み会が増えます(笑)。
ここでの「知識創造」とは、主として「組織における知識創造」を意味しているので、個人のそれとは少し意味が違うところにも注意が必要そうですね。

「我-汝(I-Thou)」
「無心・無我の相互主観性」

などと、ちょっと聞いただけでは分からない煙に巻いたような表現を使って説明しているあたり、読者と「共同化」する気があるのか疑ってしまいましたが。

組織内の異なる人々が、異なる概念と価値観を主客未分離に融合かつ共有することが重要ということなんでしょう。

そのアプローチとして、畳の部屋や鍋がよいのかどうかはわかりません。時として異物たる他人とは一定の距離があった方がうまくいくことも多々あり、テーブル越しだからこそ話せる話もあります。


今はお祭りシーズンですが、「神輿を担ぐ」という行為は、コミュニティ内の異なる価値観を持った構成員同士が、この行為によって「神」という超自然的なもの通じて肉体的に繋がり、いざこざをおさめ協力を促す機能を、長い年月にわたって果たして来たんだなと感じました。

企業にも、現代の「お神輿」を担ぐような機能が、組織学習の手法として求められているのかもしれません。
組織的に知識を生み出すためのSECIモデルには、「共同化(Socialization)」「表出化(Externalization)」「連結化(Combination)」「内面化(Internalization)」の4つのプロセスがあります。(本文から引用)
これは脳が、例えばインスピレーションやセレンディピティ等も含めて新たな知識、そして価値を生み出す仕組みと似ている。
人間の脳にはミラーニューロンという、例えば他人の動作を見たときに反応する神経細胞がある。また、心の理論という他人の行動を理解する能力が備わっている。これらがあるから、相手を理解でき、ときに共感を覚える。また、脳の中にある情報と外部環境から脳に入ってくる情報が結びつき、新たな情報を生成する。
これらは組織における人と人の結びつき、「共同化」と似ている。
「表出化」は脳の中にある情報を言語化して文字、言葉として組立て、脳の中から引っ張り出すプロセスであり、組織の中では、それを複数の人が行なっている。
「連結化」は、複数の人の脳からの情報を連結し、新たな情報として構築することであり、脳の中で起こっているニューロンを介して新たな情報が生成されるプロセスと似ているのでは。
最後の「内面化」は、外部環境とのインタラクションで、すなわち他人と共同で創造した新しい知識や経験を脳に格納、記憶するプロセスとも言えるのではないだろうか。
そう考えると「共同化」のプロセスが最も重要というのは納得がいく。
実は人間が意思決定する際には、外部環境から脳に入ってくる情報量よりもはるかに多い脳の中にある情報を使って意思決定していると言われている。
やはり、仕組み作りもたいへん重要だが、一人ひとりの脳をどう育成し、どう脳と脳をネットワークするかも大切なのではないだろうか。
脳の中に情報がなければ、そして能動的に脳を活用しなければ新たな情報を生み出すことが出来ないということだ。
受け身の会議、問題意識のないメンバーでの取組みでは成果は期待出来ないということかもしれない。
きちんと、ゆっくりとかみ噛み締めながら読みます。

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