【森川亮】LINEとC CHANNEL。ゼロから事業を立ち上げる難しさ Vol.1
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注目のコメント
C Channelの森川さんにお話を伺いました。森川さんほど異なる組織で異なるフェイズに立ち会ってこられた経営者も珍しいのではないかと思います。現在のC CHANNELやLINEの印象が強いですが、入社後3年間で売上が2億から80億に急成長したハンゲームの話も興味深かったです。
「運営をチームごと中国に持って行った」「社長になってすぐに社員全員の給与をリセットした」といったエピソードからも、組織の成長に対するコミット感と凄みを感じました。
なお、連載タイトルは「世界の社長から」ですが、某民放の紀行番組とは関係ありません。好きだけど。ミクシィ時代の朝倉さんの社長ブログのタイトルが、「オレンジ畑でつかまえて」だったことは一部では知られています。
今回新たに会社を立ち上げオウンドメディアを作ったとのこと。「新興さんいらっしゃい」、「世界の社長から」・・。
朝倉さんのその徹底した”パロディへの欲動”には驚嘆せずにはいられません。・・それはさておき。
森川さんの「日本人は運営が好き」。
これ確かにどこにいっても感じます。今これをなんのためにやっているのか?については口をつぐむが、手順や進行管理には饒舌になる方は結構多い。
毎度の「そもそも論」は議論の妨げになるキライがありますが、それでも定期的なそもそも論の確認は必要な気がします。そしてまた目的から手段がずれてきたら時に大きな軌道修正も必要かなと思います。この辺は慣性の法則に従いがちな社員に恨みを買う作業ですが、そこが社長の孤独さなのかもしれません。「世界の社長から」…朝倉さんなどが立ち上げられているシンフィニアン、「新興さんいらっしゃい」に続いて、こういうタイトルからのクスっと笑ってしまう点が、とても好き!
フェーズによって求められる経営判断が違うことが、改めて伺えるインタビュー。米国で「シリアルアントレプレナー」や俗にいう「プロフェッショナル経営者」は一般的なのだと思う。それは企業側から見た時の合理性、また一個人としてみた時に得意なところにフォーカスして、そこで金銭・評判がちゃんと形成できるからだろうか。
ただ、それでも絶対解がない世界だとも思う。求められる要素が一般論としては違ったとしても、それで会社の屋台骨が壊れてしまう(感情的反発含めて)ことがあれば、それは本末転倒。また変えることにカタルシスを感じて目的化するのも違うとも思う。
顧客、仕入れ先やパートナー、従業員、株主、こういったステークホルダーと経営者の個性のマッチング。