【徹底解説】なぜお金が生まれるのか。ビットコイン「採掘事業」の仕組み

2017/9/14

21世紀の「電子金山」

「ここは将来、21世紀のゴールドラッシュがあった『電子金山』と呼ばれるかもしれません」
2017年7月、中国はモンゴル自治区に広がる土漠地帯に、はるばる日本から飛行機を乗り継いでたどりついた人々がいた。目的はひとつ。いま世界中を沸かせているビットコインを掘り起こす、「金の鉱山」をその目で確かめるためだ。
モンゴル自治区にあるバオトウ空港から、マイクロバスで揺られること2時間。地平線の彼方から、青い屋根をした巨大な倉庫のような建物たちが姿を現した。