【佐山×藤田×松山】禅マスターに聞く「幸せとは何ですか?」
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2002年にノーベル経済学賞を受賞した米プリンストン大のDaniel Kahneman教授。同氏は年収と感情的幸福度の関係を研究し、年収が75,000万ドルまでは収入に比例して幸福度は増えるが、それを超えると比例しなくなるとしています。つまりそれ以上稼いでも、幸福度は増加しないということ。
また、加・ブリティッシュコロンビア大学のElizabeth Dunn教授によれば、より幸福度を上げるお金の使い方について、モノではなく体験にお金を使うこと、人や団体にお金を払うこと(慈善活動にお金を払うこと)、クレジットカードではなくデビットカードを利用すること(先に払って後で消費すること)等が挙げられています。
今年7月に発表された彼女の調査によると、自分が自由になる時間を買うことも幸せを感じることに繋がるそうです。
https://news.ubc.ca/2017/07/24/using-money-to-buy-time-linked-to-increased-happiness/
お金の使い方次第で、幸福度は変わってきそうですね。
幸せそれ自体については、物事を多面的に捉えられる視点を持っていれば幸せと感じる機会が増え、どのような境遇にあっても乗り越えられそうです。
私の場合は、辛いと感じている時ほど感謝の気持ちを大事にしています。自分のことでいっぱいいっぱいになりそうな時に、人への感謝の気持ちを想起すると、何だか気持ちが楽になります。「幸せ」というのは本人の感覚でしかありません。従って、「息をするのも幸せ」というお話がありましたが、幸せと感じられる領域が多く広いほど、その人は幸せと感じやすいことになります。生きていること自体が幸せなのかも知れません。
新コーナー「スマート・ライフ」の新連載「禅マスター」では、国内外で禅を広める禅マスターの僧侶に、今を生きる智恵を学びます。
初回は「佐山展生氏×藤田一照氏×松山大耕氏」の鼎談を3日連続で公開します。昨日の
▼前編「欲は悪いことですか?」https://newspicks.com/news/2484068/
に続いて本日は、
▼中編「幸せとは何ですか?」がテーマです。