「東京ミッドタウン日比谷」が来春開業、日本初上陸含む約60店舗が出店
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注目のコメント
(9月5日22時45分追記)
先ほど、Live Picksで簡単にお話しさせていただきましたが補足を。
佐々木編集長から「目玉は?」と聞かれて「皇居と日比谷公園の緑」と答えたのは、ハード設備や商業店舗を「目玉」として語ることに違和感があったからです。
もちろんそれぞれ力は入れますし、いいモノは作るわけですが、それが目玉かと言われると、個人的にはちょっと違う。非日常を作りたいわけではないので。
東京ミッドタウン日比谷は、もっと日常的な上質感を提供したいんですね。ここで日常的に働き、遊び、憩っていただきたい。そういう思いから、ここで日常を過ごすとしたら何が一番魅力になるかと考え、皇居と日比谷公園の緑を挙げた次第です。
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江頭さんにご指名いただきましたので(笑)。
まずこの日比谷の計画、三井不動産最高クラスのアセットになる「ポテンシャル」を秘めていると思っています。私も何度か現場に足を運び、建設中の建物から眺望を確認していますが、足元に皇居と日比谷公園の緑が広がるビューは圧巻。これは今後も変わらない価値でしょう。
ただし、街の価値は結局のところ、この街からどんな価値を生めるかという話なので、そういう意味ではまだ「ポテンシャル」としか言えない。
商業施設もそれ以外の施設も、フツーのオペレーションやってるだけでは厳しいというのが前提。で、聞いている限り、商業施設のMDやリーシングに関わっているメンバーは、その辺りの意識を高く持って頑張っているようです。
「東京ミッドタウン」のブランド化は、聞いた瞬間は正直びっくりしました(笑)。個人的には六本木と日比谷、どう区別するんだろう、どう呼び分けるんだろうという疑問は残ってます。
なお、僕は6階にできる「(仮)ビジネス連携拠点」に関わっています。
こちらは別のタイミングで詳細をリリースする予定です。三信ビルディングと日比谷三井ビルディングの跡地開発のプロジェクト名が「(仮称)新日比谷プロジェクト」から「東京ミッドタウン日比谷」に正式決定したとのこと。
三信ビルディングは、1929年築、松井貴太郎設計のアール・デコ調の重厚なデザインで知られ、取り壊し反対運動もありましたが、2007年に取り壊されました。
隣の日比谷三井ビルディング(2011年取り壊し)と合わせて再開発となりましたが、跡地の再利用には、劇場や、公園、シェアスペース、スケートリンクなど迷走?してましたが。
このエリアは、日比谷公園もそうですが、帝国ホテル、東京宝塚とシャンテからゴジラ像前、ペニンシュラに抜ける歴史ある通りでもあります。私はいつも川端康成の「女であること」の一シーンを思い出します。
ものすごく便利なエリアではありますが、マーケティング的には結構難しい立地でもある気がします。買い物をするための人がうろつく場所では従来なかったので。銀座にも新しい競合商業設備がたくさんあります。
追記
はっきり言って、ヒルズやミッドタウン、サカスやヒカリエのような巨大商業設備には、個人的になんら魅力を感じません。既に実績のある有名店を寄せ集めて、マーケティング集客予想を固めてファイナンスをせざるを得ないのは仕方ないですが、立地の良さから「良い店」しかないつまらないエリアになってしまうからです。というか、こうしたいかにも東京的なスノブな蒐集感覚が、私にはどうも合いません。背後に庶民の苦しい生活が透けて見えてしまうので。光村さんのコメントを読みたいですね。
以下、三井不動産のプレスリリースです。
http://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2017/0904/
この中で概要が書かれていない、6Fの「(仮)日比谷ビジネス連携拠点」が気になります。
追記
光村さん、ありがとうございます!