異色の経歴。大阪桐蔭・根尾昂が示す「アスリートの理想形」
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アスリートを育成するにあたって、何が大事なのかといつも考えます。
たくさんありますよね。
専門的なトレーニング、技術を習得するための高水準の指導。
あるいは、
スポーツだけをやっていればいいのではなく、勉強をしっかりすることやマナーを身につけるなど人間性を高めることも必要とされます。前回の安田君が言っていたように、理解力にもつながります。
また一方で、単一のスポーツだけでなく複数のスポーツをやることによって運動能力を高めるなど「マルチ・スポーツ」もアスリートの器を広げる一つであるとと思います。
とはいえ、それらをすべて網羅するというのは、日本ではなかなか例がありません。
もちろん、チャレンジしようとしている団体はありますけど、その中で結果を残してというと、ほとんど偶然に近い形でしか生まれないのかもしれません。
そんな理想的に近いケースの選手が根尾選手ではないかと思います。
彼は2000年生まれなんです。
偶然なのか、必然だったのか。
スポーツの育成が新しい境地に向かうために、彼は現れたのかもしれません。
そう思うと、ワクワクします。上級生からも「根尾さん」と呼ばれている理由がよく分かる、しっかり者であるところが存分に伝わって来るインタビュー。ただ、史上最速の中学生投手という触れ込みからすると、凄い選手ではあるものの若干物足りなさが無くもない。同じ学年の藤原君がポテンシャル高く評価されていてU18代表に選ばれ活躍しているので、切磋琢磨して来年は半ば義務付けられている春夏連覇を果たしてほしい
ここ数年、「高野連が」「メディアが」「指導者が」と大人の話ばかりして、高校野球が批判されるけど、今、当事者である「高校球児が」どう思ってるのか、何を考えているのか、もっと知るべきだと思っていた。
「高校野球はダメだ」「野球の時代は終わった」と大人が勝手に批判しているだけでは凄くダサい。野球界の未来を創るのは球児たち。球児たちに耳を傾け、野球界をよくするための『行動』をとにかく取っていきたい。