【週末に学ぶ】教養としての「ユダヤと金」の歴史
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イエスもユダヤ人。イスラエルに行くと、普通に皆がそう言っていて、ふと気付かされます。ダビデ、ソロモンにモーセと、誰もが名前は聴いたことはあるけれど、よく考えると、歴史上の役割をきちんと把握できていない人物について、改めて振り返ってみるのも悪くないかもしれません。
それにしても、自らの国と土地を持たなかった社会集団が、3000年前の信仰を維持しながら、今もそのアイデンティティをもって生き続けている事実自体に改めて驚愕します。
ちなみに、世界に影響を与えた歴史上のユダヤ人という英文サイトで、アインシュタインやフロイト、マルクスと、モーゼやイエス、ダビデが同列に並べられていて、驚きました。http://www.adherents.com/largecom/fam_jew100.htmlロスチャイルド家の歴史は紐解いていくと面白い。もともとフランクフルトの商人だが、創業者は5人の息子をフランクフルト、ウィーン、ロンドン、ナポリ、パリの5箇所に移住させ、それぞれ「ウィーン・ロスチャイルド家」「ロンドン・ロスチャイルド家」などを開かせた。
理由は、
・政治的事情が変わり、どこかのロスチャイルド家が弾圧されても、家全体としては生き残るため
・当時の大都市に分家を置くことで、情報戦を勝ち抜くため
などがあったと言われている。
そして、ナポレオン戦争では英仏両方から得られた情報から「イギリスは勝つ」と踏み、イギリスに「全張り」して繁栄の基礎を築いた。ユダヤ人の危機管理と情報意識の高さがわかるいい事例だと思う。ヴェニスの商人に出てくる強欲な金貸しのユダヤ人が良い例.
聖書の時代より,金貸しは卑しい仕事.キリスト教徒は利子を取って金を貸す行為を蔑視していた.一方,ユダヤ教徒にこのような縛りはない.ユダヤ人は故国を追われ,世界に散らばって住む.確かな固定資産は持たない.そこで,子供の教育にも力を注ぐとともに,自らの才覚で成功することができる金貸し,金融業を始める者が多かった.金融業は古くはユダヤ人の独占だった.そのような理由から,ユダヤ人の金貸しはキリスト教徒に嫌われていた.
日本も,「士農工商」で,商人は一番下の階級と見なされていた.