[クアラルンプール 18日 ロイター] - マレーシア中央銀行が18日公表した第2・四半期のマレーシアの国内総生産(GDP)は前年同期比5.8%増と約2年ぶりの高い伸びを記録した。

ロイターがまとめたエコノミスト調査では5.4%増と第1・四半期の5.6%から減速すると見込まれていた。

中銀は堅調な内需と輸出が成長率を押し上げたと説明した。

中銀は2017年の成長率予想を4.8%超に引き上げた。3月時点では4.3─4.8%と予想していた。

ムハンマド・イブラヒム総裁は記者会見で、「第1・四半期と第2・四半期の数値に基づくと、(通期の)成長率は従来予想を上回るだろう」と指摘。国内消費と輸出が下半期においてさらに改善すると見込む一方、海外要因に関連するリスクは常にあると警戒した。

また「インフレ率は引き続き3─4%のレンジ内で推移しているが、年内はこれまでの四半期よりも低下する」との見方を示した。

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