【岡島悦子×前田裕二】大企業モンモン病患者に告ぐ
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注目のコメント
「憑依力」という新たなタグを前田さんに見つけていただいたこの対談。
「社長という役割は、決してご褒美職ではない」ひたすら仕事のことばかりを考え、能力的にも体力的にも過酷で、孤独で、不確実な状況下での意思決定に責任を持ち、しかも公人としての振る舞いも求められる。それでもステイクホルダーからのお金と信頼を預かり、付加価値創出のために邁進する。
そんな意義はあるが過酷な道を選んだ「社長」たちのリーダーシップ開発支援を15年もやっています。対談の中でもお話しした「私らしい寄り添い方」は、非常に労働集約的で効率性という意味では、正直とても迷います。
ただ、最近、背中を押してくれたのは、リーダーシップ・キャリア開発の大家、エドガー・シャインMIT名誉教授の近著『謙虚なコンサルティング』。「積極的な気持ち、思いやり、好奇心を持って、クライアントの本当の思いを突き止めることが、謙虚なコンサルティングの前提なのである」「そのためのパーソナライゼーション、信頼貯金、アダプティブ・ムーブ、が必要」等、の有用性が述べられています。
クライアントである社長が、あたかも自分自身と高速で壁打ちするように手伝う。前田さんの発してくれた「憑依力」、最高の賞賛です。僧侶を極めると賢者になるように、「共感」も極めると、次のレベル、すなわち、「憑依」に進化する事を学びました。岡島さんは、常人には使うことができない、高次の魔法をいくつか持っていますが、この「憑依」魔法は、その中でも特筆すべき強いパワーのあるものです。
岡島さんと話していると、まるで自分の中に憑依されているような、不思議な感覚になります。記事内でも話しましたが、「あれ、自分ってそこまで話したっけな。この人、僕の中に一回入り込んで抜けたのかな」と感じるくらいに、こちらの状況や感情を徹底的に想像し切って、アドバイスをくださいます。
憑依するくらい深く相手の立場に立って物事を考える癖をつける事で、営業、交渉、組織開発、サービス開発など、あらゆるスキルが飛躍的に向上すると思います。その意味でも「憑依力」は、業種・職種問わず、全てのビジネスマンが意識すべきスキルだなと。
他にも、「失敗の数をKPIにせよ」、「人間は習慣の奴隷」など、珠玉のキーワード達が転がっています。是非ご一読を!オンラインサロンは、会社外でチャレンジするのに、手軽で最適な環境だと思っています。
僕自身現在、"西野亮廣エンタメ研究所""箕輪編集室"といったオンラインサロンに入っていますが、その中でのプロジェクトの進み方がとても好き。皆、「こんなことやってみたら面白そう」「これなら自分の力が活かせる」という気持ちから自ら動き出します。オンラインサロン内の行動は全て「挑戦」。
オンラインサロンで動いていて、ふと考える瞬間があります。
「なぜオンラインサロン内では自分はこんなに能動的なのに、会社では…!?」
その問いの答えを、行動に移してみればいいんだと思います。