アテンション(注目)と信用は、どう違う? VALU大量売り事件を巡って
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「人気が出る」ということについて、昨日のVALUの大量売り事件(下記Pick)も絡めて、考えさせられる記事。
クレジットとアテンションは同じではないし、あと相関する場合と逆相関する場合もある。人気を得て信用を得てさらに人気が出るというのはポジティブサイクル、いわゆる炎上芸人はクレジットをあえて殺しに行くことでアテンションを得ている。あとは途中で期待値を満たせなくなって「可愛さ余って憎さ百倍」と逆転する場合もあろう。
アテンションであってもクレジットであっても、人気が出ると売り買いしたい人が増える。そうすると流動性も増える。そして記事にあるように、そこではアテンションとクレジットの見わけもない。でも人気だけに依存した価格形成は危うい。信用が追随してなければ下値目途もない。
だから人気化した事象が出た時に、信用を裏切るようなイベントは、過去のバブルの歴史を振り返れば転換点として重要だと思っている。
https://newspicks.com/news/2433605
踊りまくる、という点では、リーマンショック前のCitiのCEO、チャックプリンスの下記の言葉は改めてかみしめたい。
“When the music stops, in terms of liquidity, things will be complicated. But as long as the music is playing, you’ve got to get up and dance. We’re still dancing."「熱狂状況では、アテンションと信用を区別することは、至難の業」なのはその通りでしょうし、また一般論として「バブルがはじけた後は、アテンションだけで人気化したものは、直ぐに人気が剥げます。つまり本当に信用されるものだけが残るのです」となるのでしょう。
ただ、取引ルールが未成熟で取引量も少ない場で今回のようなことが起こった際に最も懸念されるのはその場自体、サービスそのものが信用を損ない、取引としての場が成立せず、果てはサービスそのものが消失してしまいかねないということだと思います。
もちろん最悪の状況になることを望むものではありませんが、今後どのような経過を辿っていくかについては、非常に興味深いものがあります。