小売業界に求められている、強い個性と世界観を大切にする姿勢
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新宿伊勢丹が「ファッションミュージアム」としてリニューアルした2013年に、私の創設したジュエリーブランドHASUNAも一階に入店させていただき今に至ります。
設立して3年のまだ名もなき小さなジュエリーブランドであったにも関わらず、可能性を見出して一緒にブランドを育ててくださり、その姿勢に本当に感謝しています。
新宿伊勢丹に出店するのは狭き門ですが、まだ世に出ていないブランドやいいものを開拓して共に育てる、という方針は大西前社長の新しいものに挑戦する方針そのものだったと思います。
そんな姿勢が大好きだったのは私だけではなく、多くの人たちから尊敬されて慕われていただけに辞任されたのはショックでした。これもひとつの時代の流れとして、次に進まねばなりません。
ここ数年「マーケットが読めない」「今までのやり方が全く通用しない」という言葉を小売業界ではよく聞きます。百貨店だけでなく、業界の皆が模索している中、大切なのは湯山玲子さんも仰っている通り「強烈な世界観」「個」を大切にすることだと思います。
規模が小さくても日本中、世界中に影響するものや、社会を震撼させるものにこれからもっともっと注目が集まると思います。私はこの“規模の大小に関わらず社会的影響力を大きく持つ経営”を「アート経営」というキーワードで呼んでいます。良質なアート作品のような個性と影響力。これからの小売はこれをいかに組み立てていくかにかかっているのではないでしょうか。白木さん、J-WAVE STEP ONEへのご出演ありがとうございました!個性あるブランドやこだわりある店舗作り、熱いお話でした。
百貨店での買い物はいつもちょっと特別な気分!食べ物の産地を気にするように、宝飾品や洋服もどんな工程で作られているのか、作る側にどんな哲学があるのか、確かに私も気になるかも。エシカルジュエリーHASUNA白木さんのJ-WAVEラジオ書き起こし。白木さんも話されていますが、三越伊勢丹は本当にチャレンジングな会社で、まだ価値が定まっていない新しいブランドでも「自分たちが発掘するんだ!」という姿勢で取り組んでくれていました。今は体制変更の過程で大変だと思いますが、このチャレンジ精神は三越伊勢丹のDNAだと信じています!今後も期待したいですね。
また、百貨店業態から離れて「これからのブランドがどうあるべきか?」について
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>マーケットオリエンテッドなデザインや「お客様はこれが欲しいだろう」といってつくるのではなく、「私がこれを身につけたい」と思うものをつくろうと、デザインを振り切って個性の強いものも出しています。
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というのはとても共感します!情報過多・供給過多の世の中で「ここにしかない」を提案するには、「作り手の個性」が必須要素になりますよね…と、書いていて、これってブランド本来の必須要素なんでしょうね。改めて、個性の重要性が見直されているんだろうな。