音速の壁を静かに破る NASAが手掛ける未来の飛行機
コメント
注目のコメント
物体が空気を切り裂きながら超音速で飛行すると衝撃波が発生しますが,機体先端に加え,凹凸から衝撃波が発生します.それが伝播するにつれて収束していき,地上に到達するころには,圧力が急増,減少,急増が連続するNの形をした圧力変化の波になります.このN波は「ドッカーン」という衝撃音になります.コンコルドはこのせいで陸上で超音速飛行ができないでいました.機体形状の変化を最適化するなどして,N波を緩和する最適設計技術が進められてきました.NASAに加え,日本のJAXAでも研究や飛行試験が行われています.
D-SENDプロジェクト
http://www.aero.jaxa.jp/research/frontier/sst/
2011年から15年までの間に,ソニックブームを低減するように設計された機体の飛行試験を実施しました.欧州でもコンコルドを作り上げたという自負から新たなプロジェクトを立ち上げていますし,
http://www.cnbc.com/2017/06/20/supersonic-flight-2023-as-boom-announces-airline-orders.html
日欧における国際共同開発の話もあります.