100年後を見据えて、新国立競技場を設計
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注目のコメント
建築は100年後を見据えるべきというのは賛成です。ただし、100年後も廃れることのないデザインの追及だけでなく、50年後もきちんと使われる機能性、10年後も継続して運営できる事業性(短期でイニシャルを回収できることや、出来るだけ安価なランニング)も重要。デザイン性・機能性・事業性はトレードオフな関係になりがちなので、それらのバランス感やトレードオフを突破するアイディアが大事。
木材の耐火性能向上や大臣認定の取得も官民をあげて取り組まれており、頭が上がりません。耐火性能を検証して証明する方法で、木材を利用した建築は増えてきています。
http://www.mlit.go.jp/common/000207940.pdf
次の課題は、木造建築の耐用年数のバリエーションかと思ってます。最低限の構造は担保するのは当たり前ですが、そこからどれだけの耐用年数=減価償却期間とするべきかは、本来なら用途や事業に応じて変えていきたいところ。耐用年数を一律で設定されると、事業から構造が決まってしまう。
最後に、新国立のコンペ、、あの時も騒いでいたのは建築エコノミストさんでした。。100年持たせるのも良いと思いますが、その間に都市や街、建築の役割は変化していきます。
かっちり決めるのではなく、冗長性をどう持たせるのかが重要かなと個人的には考えています。
コンクリートについては、詳しくは書けませんし個人的な至らぬ見解で恐縮なのですが、今回の内容について、そのまま受け取ることはできません。
適材適所があるのかなと。
ちなみに、木造の耐火認定については、こちらをはじめ色々とコメントしています。
https://newspicks.com/news/2512533【第16話】2020年東京オリンピックに向けて新国立競技場の設計を担う建築家・隈研吾氏。「火中の栗を拾うようなもの」と言いながら、隈氏らしい、木を使ったスタジアムを建設する予定です。