この連載について
この連載の記事一覧

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【亀山×藤原】実は似ている。亀山氏と江副浩正氏の経営手法
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【亀山×藤原】これから求められるのは「ルールを決める人材」
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人間は一生勉強。37歳から学んでも全然遅くない
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大企業の社員は、週末にベンチャー村へ出かけよう
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若者にカネを出して見守る。それが「大人」のやり方
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【亀山×小松】私の絵に秘めたメッセージは、千年後に解ける
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【亀山×小松】海外に出て確信。「日本は文化で勝負できる」
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【亀山×小松】社会的影響力の強い人がアートに着目する意味
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【新】亀っちと小松美羽が語る「アートとビジネスと現代人」
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俺もカネ儲けが上手くなったぶん、絵がヘタになった〜。
多くの行動をして、経験をしたからこそ信じることができるわけです。
ついつい人は、「神が人をつくる」ということに頼ったり、それを言い訳にしたり、
神を信じないで、「人が神をつくる」と言葉だけで言って行動しなかったりすることもあります。
目の前の言葉ではなく、それまでの経験がその言葉に出ていると感じた記事でした。
ただし、知らない方が良いこともあるし出来ない方が楽しいこともあります。山頂までのロープウエーより登山の方が大変だけど充実感が大きいですからね。
折口語である「マレビト(稀人・客人)」という概念は、人間の世界と神の世界を行き来する存在。
小松さんは、現代のマレビトですね!
現代アートは宗教を代替する、もしくは、ほぼ同類なものなのだと捉えています。
神話のエッセンスをわかりやすく語った言葉。神話=昔話=昔の人が創作したお話という捉え方があるが、時代背景や地域性、文化的特性などは、すべて神話を語る上で便宜上与えられた装置に過ぎない。神話を通底しているのは、時間を超越する普遍的な観念(イデア)だ。いわば人類の集合的な意識の産物なので、時代や地域や文化の表面的違いの奥に、驚くほど共通したパターンがある。このあたりは、比較神話学者のジョーゼフ・キャンベルの名著『千の顔をもつ英雄』に詳しい。
言ってみれば、神話は人類のマインドを形成する共有財産であり、未来を照射する心理的なエネルギーでもある。さらにいえば、そうしたエネルギーは、僕らが普通見聞きすることのない世界(集合的な無意識世界、あるいは、日常を越境した非日常の領域)ともつながっている。小松美羽さんは「神獣」を描くことは、アートではなく神事ととらえているが、これは神話が俗世界を超えて聖なる領域まで飛翔するエネルギーを秘めていることを示唆している。
「亀山 でも俺もこう見えて、昔は商売人になろうか美大に行こうか悩んだ時期があったんだよ。
小松 えっ、本当ですか!?どういうことですか?
──初めて聞きました…!」